何で今更チューブラー入門?
ロードバイクに乗り始めて約10年、チューブラータイヤを使い始めて約半年になります。10年前ですからその時すでにクリンチャー全盛です。それなのになぜチューブラーに出会ったかというと、それは「手組ホイールファン」のブログに出会ったからでした。ここのビルダーさんは多スポークホイールの良さ、スポークテンションを揃えることの意義を強く説いており、1セット購入してメインのホイールとして使っています。このホイールはアルミクリンチャーですが28Hの3クロスはご説明の通り振動が少なくて疲れない、とても良いホイールでした。しかも安価です。「手組ホイールファン」はチューブラーの良さにも何度も言及されており、これがチューブラーに興味を持ったきっかけと言えるでしょう。そんな中、たまたまメルカリで見つけたタイヤ付きのチューブラーホイールを購入したのですが、「パンクしたらどうすんの?」とか「テープとセメント、どっちがいいんだろう??」などと考えるとなかなか実戦投入する勇気が失せてお蔵入りになってました。お蔵入りのチューブラーを使い始めたきっかけはクロモリフレームを購入したことでした。2015年に事故でクロスバイクがダメになりジャイアントのアルミロードを購入しました。すぐにトレックのカーボンに乗り換えて以来今もコイツに乗っていますが、多摩サイなどで時々目にする細身のホリゾンタルフレームの機能美に憧れを感じるようになっていて、いつかは乗ってみたいと思っていました。花粉症なので毎年2月後半から4月前半は花粉オフと称して年次の整備をやっているのですが、2025年2月の花粉オフ入り直前にたまたまメルカリでいい感じのフレームを見つけてつい手を出してしまいました。カーボンに浮気して以来置物になっていたジャイアントのアルミからコンポ一式を移植し、お蔵入りだったチューブラーホイールを起用することにして花粉オフ中に組み上げました。その後タイヤをビットリアラリーに新調して現在に至っています。1000キロ弱走行して今のところノートラブルですがそのうちパンクはするでしょう。パンク対策として写真の後輪のTUFO、ダイソーの両面テープ、小瓶のシーラント、輪行袋を持ち歩いています。パンクした時にシーラントを注入するのか貼り替えるのかは考えがまとまっていません。そろそろ一度訓練目的でタイヤを剥がして貼りなおさなくちゃと思っています。リムセメントではない接着剤を使っているので、その状況も気になります。肝心の乗り心地などは残念ながらあまり違いを感じていません(笑)。しかし威嚇するように太いサピムの32本スポークなのにガチガチ感が無いのはきっとチューブラーの特性がもたらす効果ということにしています。