▷ご訪問ありがとうございます。
本日も非常に良いお天気で、ゆっくりした散歩でも、すこし汗ばんでしまいました。

さて、習近平のヨーロッパ外遊のあと、プーチン大統領の中国訪問外交とつづき、いよいよ、プリックス圏の総まとめの段階に入ったようだと感じています。
(すでに、日本もアメリカもBRICS圏に、加入済みのようです)

米国は、米国で、非常に急激に金融危機がはじまり、FRBは潰れ、いつ暴落、ブラックアウト、EBSが起こっても不思議ではない様相を呈しています。イラクでは、RVのニュースがテレビで流れたと伝えられています。

このような、明日をも占えないような激動、混乱の世界情勢の中、日本人たちは、どうして、こんなにも「のほほん」としていられるのか、私は不思議でなりません。
水面下で起こっている出来事がわからなければ、全く頓珍漢なテレビ報道にコントロールされて、「ロシア悪し、ウクライナがかわいそう」ってな論調に迎合してしまうのですね。

歴史をきちんと、学校で習った歴史ではなく、本当の真実の歴史を知れば、「ロシア悪し」にはならない。
イギリス、アメリカDSカバール悪魔崇拝性的異常変態野郎ども(クリントン、オバマ、バイデン、その他経済グローバリスト、映画芸能スポーツ界など)が、実際には、偽旗作戦などを仕掛けて、この世界を水面下から支配を繰り返して来たことが、今日では、すでに周知されているのです。知らないのは、日本人です。愚かにも、人が良すぎます。
戦後、連合軍の政策によって、骨抜きにされ、マインドコントロールされてしまいましたね。

本稿は、満州国、ハルビンなどの歴史を掘り返し、真実を語ってくれています。ぜひご一読を。

《Chihiro. Sato-Chuh さんのFBより》

【なぜハルビンなのか?】


ロシアのプーチン大統領が、再選されて初めての外国訪問で、ラブロフ外相の他に新旧の防衛大臣2人を連れて中国に行ったのは、何かしら歴史的な変化を感じさせるできごとだった。防衛大臣を連れて行くからには、安全保障に関することが中心になるのだろう。しかも、中国の習近平が、ヨーロッパを訪れて、フランスとセルビアとハンガリーの3ヶ国だけを訪問して帰ったあとにだ。

セルビアハンガリーは、ウクライナ支援に反対しているほとんど唯一のヨーロッパの国で、そのためにあらゆる形で攻撃されている。この2つの国を訪問して、熱い歓迎を受けている習近平の姿は、2つの国が受けている不当な扱いを中国は許してはいないのだということを示しているように思えたし、それによって、これらの国ももう負けてはいないのだという気がした。

プーチンの一行は、たった2日の訪中で、北京ハルビンを訪れた。ハルビンといったら、満州の主要な都市で、満州鉄道の要地として栄えたことで有名だ。満州鉄道といったら、満州事変のときに爆破事件があった鉄道だから、日本が作ったのかと思っていたら、作ったのは実はロシア帝国だった。シベリア鉄道の一部として、ウラジオストックから満州を通っていく路線が満州鉄道だったのだ。日本が満州鉄道を所有したのは、日露戦争に勝ってその一部をもらったからだった。満州の関東軍は、もともとは満州鉄道を守るためのものだったそうだ。

ハルビンは、1898年にロシア帝国がウラジオストックから満州を通る鉄道を建設し始めてから、ロシアや中国の移民が急激に増えて、栄えていったそうだ。そもそもロシア帝国が中国の地方に鉄道を建設することになったのは日清戦争で遼東半島を取られそうになり、中国がロシアに助けを求めたからだった。ロシア帝国は、フランスとドイツとともに、遼東半島を中国に返還するよう勧告した。その後、ロシアと中国は安全保障条約を結び、中国はロシアに満州を通る鉄道を建設することを許可したということだった。だからハルビンは、中国とロシアの相互協力関係からできた街だと言えるわけだ。

日本の歴史では、ロシアが満州に鉄道を建設したのは、アジアへ向かって領土を拡大しようという帝国主義的野心のゆえだという風に解釈されているけれど、この2年間ロシアのことをいろいろ調べてきたあとでは、それこそはロシアに対する敵対意識をかき立てるための作り話にすぎなかったと思える。ロシア帝国は、あれほどの広大な領土を持っているけれど、そのどれもが侵略して奪い取ったものではなかったのだ。まわりの国が他の国に侵略されて、ロシア帝国に助けを求めてくるので、結果的にロシアの領土が増えていく。まさに今、ウクライナの東部地域で起こっていることと同じだ。

ウクライナの東部地域も、ウクライナ政府に弾圧されて、軍事攻撃されたりしなければ、ロシアへの併合を求めたりはしなかっただろう。ドンバスの再三の要請にようやく答えたのが、2022年2月のウクライナ侵攻だったのだ。その後、ドンバスは正式にロシアに併合され、ロシア政府が資金を投入して、街を復興し、道路なども整えた。こうしたことは、実はロシア帝国がずっとやってきたことだった。保護を求められて領土を併合したら、そこの人々が満足するように、帝国の富を投入して、整えるのだ。きれいごとのように聞こえるかもしれないけれど、ともかくそれがロシア帝国のやり方で、だからこそロシア帝国はあれほど広大な領土を持つようになっていった。

ハルビンでは、日露戦争後の1908年にロシア様式のカテドラルが建てられたり、極東最大のロシア系百貨店ができたりしているから、その頃にいよいよ栄えていたのだ。ハルビンは、まさに植民地支配の力に対抗しようとして、中国とロシアが結束した結果、栄えた街だったと言える。プーチンが今回のツアーで訪問したハルビン工業大学は、1920年にロシアが鉄道技術者を養成するために作った学校だった。今は宇宙開発技術でも有名だというから、まさにロシアと中国の協力関係によってできている大学なのだと思う。

日本が明治以降、イギリスの傀儡政権のようになって、急激に軍国主義化し、最初に侵攻したのが朝鮮半島から満州にいたるロシアと中国との間の領域だったことを思うと、まさにこの中国とロシアとの繋がりをこそ、イギリス政府は破壊したかったのだろうと思う。ロシアの西側では、ドイツとロシアの繋がりを破壊しようとして、ドイツを操作してロシアに侵攻させていた。ロシアとドイツという2つの強い国が結束してしまったら、イギリス政府は好き勝手に世界を植民地支配することができなくなってしまうからだ。それと同様のことが、ロシアの東では中国との関係だったのだろう。これを破壊することで、ロシアの世界的な影響力を殺ぐことができるということだったのだと思う。

事実、冷戦の時代には、NATOもまったく好き放題にするということはできずに、世界はかろうじて均衡を保っていた。それが、ソ連が崩壊したとたんに、世界中で乱暴狼藉と言えるような事態が次々と起こるようになっていったのだ。言いがかりみたいな理由でいきなり爆撃して、あとでそれが間違いだったとわかっても、何の責任を取るわけでもなく、裁かれもしないという状況だ。

2022年2月にロシアがウクライナの内戦に軍事介入してからの2年間、私たちは戦争がどのように作られ、演出され、嘘が報道されていくのかということを、ことごとく見てきた。どのように偽旗が工作され、どのように演出されて報道され侵略が解放と呼ばれ解放が侵略と呼ばれるのを見てきた。そうしたことを見てきたあとで、ようやく私たちは、とてもわかりにくい現代史を読み解くことができる。現代史がわかりにくかったのは、嘘やごまかしが入ったままで伝えられ、ちっとも筋が通っていなかったからだったのだ。

そもそもどうして日本は、朝鮮半島や満州に出かけていって、領土を増やすことになったのだろう? 日清戦争は、朝鮮半島の農民の反乱を日本軍が支援するというようなことから始まったらしいけれど、これはチェチェンやシリアでも使った手のようだ。反政府組織を作って武装させ、弾圧から解放すると言って政府軍を攻撃し、政権を乗っ取ってしまうというやり方だ。つまるところ、明治維新だって、そうしたものだった。維新軍は、イギリスが資金を出して武装させ、軍事訓練をして、江戸幕府を倒すために戦っていたのだ。

日清戦争に勝って、朝鮮半島を支配していた日本に、この領土化は不当だといって返還するように言ってきたのが、ロシア帝国だった。事実、日本は朝鮮半島を弾圧から解放するためにと言いながら、実のところ植民地支配していたのだから、これは正当な批判だ。それで日本は、ともかく遼東半島を返還することになった。それで次に日露戦争になり、日本はロシアを排除して朝鮮半島の領有を認めさせ、満州鉄道の一部の権益を得ることになった。

1931年の満州事変では、満州鉄道が中国軍に爆撃されたというので攻撃し始めたのだけれど、これは実は日本軍が爆撃して、中国軍がやったことにした偽旗作戦だった。そのときに、中国軍がやったという根拠になったのが、現場で中国兵の帽子と銃が発見されたからだというのだけれど、このときの写真はまるでやらせ写真そのもののリアリティのない写真だ。今だったら、911のときみたいに、現場にパスポートが落ちていたとかいう話になっていたところだろう。

それで、満州が清に攻撃されているというので、満州を保護するために独立させるということになったのだけれど、この満州国というのはつまりは日本の傀儡政権だから、事実上の植民地化だった。これも、コソボなどでも使われてきた手だ少数民族の解放のためにといったら、一見よさそうに思えるけれど、実は分割して傀儡政権を作ってしまうようなことだったりする。ともかくそれでハルビンは日本に占領され、ロシア帝国が作ってロシア語で教えていたハルビン工業大学でも、日本語で教えることになった。

第二次世界大戦では、日本政府に支配されていた満州を、ソ連と中国がともに戦って返還させたのだ。ハルビンを訪れたプーチンは、ハルビンのソ連兵戦死者の記念碑にも献花していた。満州は、ソ連が主に戦って解放したのだけれど、ソ連は満州を領土化しようとはせず、中国に返還した。それを見ても、ロシア/ソ連が領土拡大のために他国に侵略しようとしているというのは、作り話にすぎないことがわかる。ハルビンは、その意味でも中国とロシアの結束の歴史を象徴する街なのだ。

北京での会談のあとの記者会見で、習近平とプーチンは、世界の多極的な構造を強めることにより、世界に平和的な秩序が生まれるということを言っていた。一極支配は世界を無秩序状態にしてしまう。だから、中国とロシアが対等な関係でたがいに違いを尊重した協力関係を強めることで、世界に公正で民主的な秩序ができるのだと。習近平がフランスとセルビアとハンガリーを訪問したのも、プーチンが北京とハルビンを訪ねたのも、対等でたがいのあり方を尊重し合う国際関係を強めていくためなのだ。

この200年ほど、世界は一極支配によって、筋も通らないような戦争や侵略がさんざん行われてきた。ロシア帝国/ソ連/ロシアは、それに対抗して批判したり、奪った領土を返還させたり、あるいは保護するために併合したりしていたから、一極支配の勢力に憎まれ続けてきたのだ。私たちは、国というものは自国の領土拡大や権益を追求して、他の国を攻撃したり支配したりするのが当たり前だと思っているようなところがあるけれど、これは作られたものにすぎないと思う。侵略されたり植民地支配されたりしないのならば、他の国を警戒する必要もなく、助け合って生きていこうとするものだからだ。

結局のところ、この200年ほどの戦争は、一極支配によって作られてきたものだったのだから、それに対抗する国が結束していけば、もう戦争で国際紛争を解決する必要などなくなるはずなのだ。誰だって本当は公正な世界を求めているのだし、裁かれるべきものがちゃんと裁かれるなら、戦争に発展することなどはもうあり得ないからだ。







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転載終わり