ソフトバンクモバイルが「予想外」の料金設定--通話料を“無料”に
CNET Japan 2006/10/23 22:46
いよいよ明日からMNP開始ということで、それ関連のブ記事を書こうと思っていましたが、ソフトバンクから”予想外”の発表がありましたので、それ関連の事を書きたいと思います。
ソフトバンクモバイルは10月23日、携帯電話の利用料を大幅値下げする新料金プランを発表した。10月26日から実施する。
プランは大きく3つ。主力プランは「直感だが8割の加入者が選ぶだろう」(ソフトバンク社長の孫正義氏)とする「ゴールドプラン」(別名:予想外割)。まず、基本料を通常料金の70%割引とし、事実上2880円に設定。ソフトバンクモバイル契約者同士であれば、21時~0時台に限り200分を過ぎると30秒につき20円の超過料金が発生するものの、通話料は基本的に無料。また、ショートメール代無料(通常のメールは対象外)などをベースとした料金設定となる。
正直、このゴールドプランはかなり安いと思った。単純比較はできないが、PHSのウィルコムの定額料金より安い。それくらいのインパクトがある。21時~0時台の合計通話が200分(1カ月の累計通話時間)を過ぎると超過課金となるが、これはトラッフィクの問題からも致し方ない。メールはショートメール(ソフトバンクモバイル同士)は無料だが、Eメールサービス「S!メール」の送受信は別料金。追加でパケット定額サービスも用意されているため、WEB・メールのヘビーユーザーは追加すれば問題ない。
※追記:ソフトバンクモバイルはこの発表の翌日、S!メールの送受信についても無料にすると発表した。
残り2つのプランは競合のNTTドコモとKDDI(au)のすべての料金プランに対し、210円引きの料金設定をするというもの。他社が対抗して値下げをした場合には、24時間以内にさらなる値下げを発表する。対NTTドコモの「ブループラン」と対auの「オレンジプラン」では、他社の割引などをすべて引き継いだうえでの値引きとなる。
こんな方法ありなのか!と思った次第。つまり、他社がいくら値下げをしようとソフトバンクはそれよりさらに210円割り引くわけだから、ずっと210円の差は縮まらない。つまり、他社は単純に値下げをしようとは思わないはず。
また、記者会見で「他社のプランは数多くあり、細かい割引制度などがあるが、どこまで追随するのか」という質問に対し、孫社長は「全てのプランに対して行う」と宣言していることから、他社より確実に210円は安くなるはずだ。
契約にあたり、販売店側の手間は多くなるだろうから、そのあたりの指導がきちんといきとどいてもらいたいところ。
10月26日から2007年1月25日までの約3カ月間、「ゴールドプラン」と最低でも2年間の契約継続を狙って設けた「スーパーボーナスプラン」をベースにしたキャンペーンを展開。この期間に契約した人はパケット定額料が加入時から2カ月間無料になるなど8項目の特典があるほか、「少なくとも2007年1月15日までにご契約いただければずっとメリットを享受できるが、その後は(新料金プランを継続するか否か)分からない」(孫氏)という。
「新スーパーボーナス」の詳細は26日発表のため、発表待ち。
10月24日のMNP(携帯番号継続制度)と合わせて新料金を導入しなかったことについて孫氏は、「今回の件は数人の役員しか知らない極秘計画だった。記者発表と同時に全国9カ所で販売員と営業マンを集めた『決起集会』を行っている。2日の準備期間が必要だった」とした。
10月初旬に関係者の方から「孫社長はモバイル関連でかなり忙しい」と聞いていたが、このだったのかと納得。
新料金プラン導入に対する収益面については、「利用者1人あたりの売り上げは下がるが、契約者が増加すれば少なくとも(ボーダフォン買収に伴う)借り入れと金利は十分にまかなえる」(孫氏)と断言。契約者シェアの目標については「3000通りのシュミレーションをしたが、やってみなければ分からないし、ここで言うのは適切ではない」と明言は避けた。
孫社長は勝てる事業にしか参入しないという方針であるから、ここは信じるしかない。
ただ、MNPの弱点の一つだった他社の割引や利用機関がリセットされる点に関しても「他社の割引・利用機関を全て引き継ぐ」としており、ソフトバンクに移行する場合に限ってこの弱点はなくなることから、ユーザーに対するインパクトは大きいはず。「常に210円引き」もあるため、割安感を与えることもできる。
この発表で、J-PHONE→au→DoCoMoと移り変わってきた僕も、DoCoMo→SoftBankという可能性が出てきました。
愛社精神もありますし、26日の「新スーパーボーナス」の発表を待って家族会議をしたいと思います