きみは覚えているかな?

いつも 朝決まった時間帯にメールをしていた俺

おはよう

なんでもないような日常の会話の中から始まる一日

あるとき 風邪を引いて連絡が出来なかった俺




決まって きみはいつも 何かあった?

きみの日常の一部の中にいられることが

こんなにも幸せなことなんだ

風邪を引き だるい中 そう感じる瞬間




仕事を休めず 午後から出勤した日の夕方

きみからの 一本の電話

立て込んでいて 取れなかったその電話に残された留守電

涙を流して こういっていたね

こめんなさい

体調悪いの 朝気がつかなくて ごめんなさい




たった一通 送れなかった朝のメール

涙して 本気で心配し 気がつかなかった自分を責めていたね

自分ことよりも 周りや相手のことばかり優先するきみ

そんなきみの優しさに どれだけ癒されていただろう

どれだけ 穏やかな気持ちを感じることが出来ただろう




人に心を開けなかった俺が 素直になれたその日




その優しさを 今度はきみの心に伝えてあげたい

きみに守られたその心で 今度はきみの心を守りたい

とある事情で 失ってしまったその笑顔を 心を溶かしてあげたい

包み込みながら 守り続けたい

絶えず 心に光が差し込み続けるように