下谷神社
上野の帰りに下谷神社に立ち寄ってみました。
創建は天平2年(730年)といわれる奈良時代に建立された神社で、当時は忍ケ岡にあったということです。
ですから、この地より数百m西にあったことになります。
天慶2年(939年)には、藤原秀郷により平将門追討祈願のための社殿が造営されたということです。
しかし、徳川の時代、寛永寺建立のため天海によりその地を追われ、下谷屏風坂下に遷座したということです。
ちなみに下谷屏風坂下とは別名車坂ともいわれ、車寅次郎でおなじみの渥美清さん生誕の地ですが、明治時代に民を立ち退かせて国有鉄道操車場となりました。
今はその下に東北新幹線が通っています。
神社は元禄年間に谷中に遷座された後、関東大震災の後にこの地に遷座しています。
社殿
弐の鳥居
神楽殿
ご由緒
日本武尊のご祭神は多いのですが大年神というのは畿内や各国(律令時の国分け)の一之宮ならともかく都区内ではあまり見かけないのではないでしょうか。
寛政10年(1798年)にこの地で初めての寄席が開かれたことから、寄席発祥の地にもなっています。
![]() 絵銭 上棟銭 下谷神社
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かつての車坂にほど近い地に、今でも残る創業310年の歴史ある豆富店の笹の雪のお取り寄せ
![]() 江戸時代からある結び方で折詰にしています。日本で最初のお土産豆腐は笹乃雪の絹ごし豆富です...
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