こんにちは
ソフト整体サロン ルリアン 江草加代子です
うつを経験し、私が本当の自分を取り戻せたわけ
⑧【太った私はヤダ！】
2年前の夏に義父が病で亡くなりました。
人が亡くなる、という瞬間に立ち会ったのは
記憶のある中でははじめてのことでした。
さっきまで息をしていたのに、
心臓も呼吸も止まってしまうことに
改めて
生きていることが当たり前なのではない、ことに
気づけたできごとでした。
夫が喪主だったので
「嫁」としてひたすら動きました。
むしろ、
その場で必要とされていることが嬉しくて
裏方として子どもたちに助けてもらいながら
動き回っていました。
久しぶりに着た喪服が苦しく
「ママ、そのお腹、やばいやん」
と子どもたちに冷やかされ
息を止めて、ワンピースのチャックを上げてもらいました。
その数ヶ月後
約10年におよぶ夫の単身赴任が
やっと終わりました。
家事もサポートしてくれたので
ずいぶんと生活はラクになりました。
なんせ10年振りの同居生活なので
しばらくはみんなで気を遣いあっていましたが
徐々に慣れてきました。
身体は、まだまだクスリを飲みながら、
なんとかバランスを保っている、
といった状態でした。
眠れないと言えば眠剤を、
頭が痛いといえば頭痛薬を、
便が出ないと言えば便秘薬を処方されました。
そうしているうちに、
「このままでええんやろか、クスリを減らしたい！」
と思うようになってきます。
また体重も増える一方。
元々運動が得意ではなかったのですが
クスリ漬けな身体になっている上に
40代を過ぎて代謝も悪くなり
体重計に乗ることすら怖くなり
現実を見たくない！と、
封印してしまいました。
もちろん
いろいろなダイエットも試しました。
いわゆるダイエットジプシーです。
痩身エステに始まり、
痩せると言われる、
漢方やらサプリやらシェイクやらプロテインなど。
どれも効果なく、続かず。
汗をかこうとヨガ、岩盤浴、
極めつけにジムに通おうとして、
見事にヒザを痛めてしまいました。
その頃には、
人生最大の体重を記録してしまいました。
歩くと疲れ、
すぐに息切れし、
階段は登れず、
すぐにエスカレーターやエレベーターを探し、
まるで妊婦のようにお腹がつっかえて
シャンプーが苦しかったり
足の爪を切ったりネイルをするのに苦しくなり
「よっこいしょ」「疲れたー」
が口癖。
洋服のサイズは常にLかLL。
元々身長が170近くあるので、
本当に巨大な感じになってしまいました。
昔来ていた服は着れなくなっても
捨てる勇気がなく。
いつかまたこの服を着たい、と
しまいこんでいました。
一番困ったのは
毎年必ず誰かの卒業式や入学式
その時に着れる服がない！
その一回のためだけに服は買えないし
と
ガチガチのガードルでお腹を引っ込めて
ジャケットのボタンははめられず
式が終わった途端にウエストのボタンをゆるめてました。
家族にも「太った」と言われ、
横腹をつままれる始末。
極めつけに
夫に
「この頃はママ細かってん」
と結婚式の写真を子どもらに見せる始末。
このまま太ったお母ちゃんにはなりたくない！
家族を見返したい！
痩せたい！
好きな服を着たい！
太っていることがストレス！
元気になりたい！
と悩む毎日でした。
次回は
⑨【運命の出会い、でも片想い…】です
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