先日図書館へ行った時
読んでみたい本を発見
『発達障害の素顔』
自閉症とか多動症の子供について
書いてある本
ここに書いてある一文として
『視点のズレであって欠けているのではない』
この一文であの時のモヤモヤが
解消されました
我が家の長男は
3歳の時発達障害と診断されました
たぶん今でいう自閉症
診断された時
この子は天才にも障がい者にもなりえます
それはお母さんの育て方次第
磨けば光る原石です
そう言われ
この言葉を希望に子育てしてきました
保育園では他の子と同じ事が出来ず
いつも周りの子に
世話をやいてもらっていました
小学校1年生の時、道徳のテストでは
『タヌキが罠に捕まりました
優しいおばあさんが助けてくれました
タヌキは何と思ったでしょう?』
答えは
ありがとう
なんでしょうが、息子は
こわい
と答えました
テストには大きくがついて
返ってきました
私は今でも納得が出来ない
本当にタヌキはありがとうと言ったのか?
そりゃ罠にかかって死にそうになったんだから
人間見れば怖いと思うのは普通ではないか?
人それぞれ
タヌキそれぞれ
これが国語の授業で文章の中に
タヌキがそう言ったという記載があれば
息子の回答はだが
道徳の授業で
相手の気持ちを考えるのであれば
大きくを付けられる筋合いは無い
とまぁ、10年以上前の話ですが
ずーっとモヤモヤしてました
でも息子は出来なかったのではなく
視点が違っただけでした
現在息子は17歳
確かにちょっと視点が違うけど
逆にそれが面白いです
息子は天才にはなりませんでしたけど
人並みに成長し
高校受験もし
今は大学受験に向けてがんばってます?
と信じています
育てる上で大切な事は
周囲の環境と
ハードルを下げる事
カツオ君はいつも波平さんに
怒られています
カツオ君は50点でも怒られます
だって波平さん京大卒のエリートですもの
でも私は高卒
私だって子供の頃
100点取れる子供じゃありません
それを子供に望むのは
酷なこと
蛙の子は蛙
息子が小学生になり
通学班で学校へ行った時
後ろ姿を見て嬉し泣き
運動会で
かけっこをしている
姿を見て嬉し泣き
小学校、中学校
卒業式は
いつも嬉し泣き
手がかかる子程
嬉し泣きは倍増します
発達障害と診断されたあの日は
絶望でしたが
今となっては
とても楽しい子育てでした