基本的に洋画は吹き替え版を観るようにしてます
字幕版だと、細かいニュアンスが伝わらないし
登場人物の名前が覚えにくく、関係性がよく分からなくなるから(^^;
(単に覚えが悪いだけだけど)
今回は時間の都合上、字幕版しか観に行けなかったので
案の定、名前と顔がこんがらがってしまった
特に今作のような有数の資産家一族にまつわるミステリーの場合
血縁の繋がりが重要なピースでもあるわけで
何とか理解した頃はもう終盤だった(^^;
(とは言え、横溝作品のような複雑極まりない血縁関係じゃなかったのが救いかも)
なので一応ストーリーも人物関係も理解できたわけだけど、
もっと理解を深めたいなと思い、2010年に公開された本作のオリジナルとなる
スウェーデン映画「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」を速攻レンタルして
日本語吹き替えで改めて観ました
つまり、短時間に同じ内容の映画を続けて観れるほど
ストーリー的に非常に面白いミステリーだった
図らずもオリジナルとリメイク、2作観た結果となったわけだけど
個人的には今回のリメイク版のほうが好き
何はさておき、デヴィッド・フィンチャー監督の画力の強さがハンパない
特に「移民の歌」にのせたオープニングは鳥肌ものだった
またこの作品の主人公の一人である天才ハッカー、リスベット・サランデルを
オリジナル版よりもよりミステリアスな存在として描いていて、
リメイク版のほうが彼女のインパクトは強かった
オリジナル版では多少人間っぽい表情や行動を見せるリズベット
でもフィンチャー版となると、ほとんど表情を表に出さないけれど、
自分に乱暴を働いた人間に対する残虐とも言える仕打ちをするが
そんな行為も冷静に計算しつくされた上で実行する冷酷な一面と
自分が気に入った人物には激しいほどの肉体関係をサラッと行ったり
頼まれてもいないことを物凄い行動力で手助けしたりと情熱的な一面も見せる
だからと言って基本的にベタベタしないドライな関係と無表情を貫く
この気性の高低さはリスベットの魅力をオリジナル版よりも引き上げたと思う
ベットシーンはまさに獣のようで、全国一般公開映画にも関わらず(R-17だけど)
まさかモザイクがかかるなんて・・・(^^;
そんな映画、初めて観たかもしれない
これは監督の力とリスベットを演じたルーニー・マーラの
まさに体当たりの演技の賜物だと思う
もうひとりの主人公ミカエル・ブルムクヴィストを演じたダニエル・クレイグも
実力のあるジャーナリストというイメージが合っていてハマリ役だと思う
原作はスティーグ・ラーソンというスウェーデンのジャーナリストが書いたミステリー小説
作者本人は「ミレニアム1」の出版前に病気で亡くなったそうだ
亡くなる前に「ミレニアム1~3」の原稿は出版社に渡してあったが
4は自身のパソコンに4分の3までの下書きが残っていて、構想自体は5まであったらしい
当然作者本人はこの作品が世界的なベストセラーになって成功を収めたことを知らないわけで
自分自身、原作を読んだ事はないが、「ドラゴンタトゥーの女」のような
上質なミステリーを書ける力量の持ち主ならば、今や幻と化したミレニアム4や5も見たかった
そこはやはり残念だなぁと思う
なわけで、この作品は全3部作ということなので今後もシリーズは続くが
すでにシリーズが完結しているスウェーデン版を先にレンタルで全部観るか
リメイク版を辛抱強く待つか・・・思案中です(^^;
ま、とにかく良かったですわ、この映画