手術、無事成功。

先生に頑張って腫瘍を広範囲で取ってもらったとのことで、時間かかったとのこと、ありがたい限り。


手術室出てすぐに、かぁちゃんと会って手を握った。

痛みの数値は10段階のうち、5であると、自身が言ったらしいがあまり覚えておらず。


ICUで一晩明かす。

全く寝られず。

手術前にかぁちゃんに預けた指輪が左手に戻っている事に気づく。


ICUでは体についたセンサーの数値を枕元の液晶モニタに表示しているが、これが気になって眠れない。

血中濃度測定センサーが指から抜けやすく、そうなると、なぜかモニターの血圧値が異常になること、酸素濃度が低くても良好の99%を示すことが分かった。

奥まで差し込み直した後、一度87%まで落ちた。


また、異常アラートの光の色が緑色で、点滴のアラートと同じなため、夜間、看護士が気づきにくいのではないかと看護師に確認とった所、数値の意味と、モニタリング、定期巡回をしっかり行っているため、問題無いことを聞いて安心した。

痰が喉に引っかかってしょうがないので吸引するかきかれたので試してみることに、

やってみると、チューブが喉の奥に入る前に反射的に噛んで阻止してしまい、どうしようも無いので止めた。

あれは、反射の衰えた人か、意識の無い人しか出来ないと思った。

左隣にいた、高齢者?は痰の吸引を頻繁におこなっていた、が、親族と思われる人の声で、もう頑張らなくて良いよと聞こえ、その後直ぐに亡くなったようだった。

つぎに隣に入ってきたおばちゃんは不整脈のようで、しきりに薬を要求していた。

先生は、自分が調合するわけではなく、すぐに出来ないので、待つしか無いと話していた。

血中酸素は問題無いと先生は言っていた。


腰痛が本格的に悪化してきた。

頭痛も酷いので痛み止めの点滴を入れてもらう


以下、時系列は不明。

気づくと、隣の人が袋にいれられており、体拭きはもう終わったとの看護士さんの声が聞こえた。

このことから、亡くなったと思われる。

どこからか、遺族と思われる人の咽び泣きの声が漏れて来る。


遠くから助けてーという叫び声が響く


いよいよ不安になる。


気になる合併症は出ていないので

予定通り病棟に戻れるらしい。