みなさん、こんにちは!
会社が費用を払ってくれるから
全くやる気がない学習者っていますよね。
企業派遣などでありがちです。
私の生徒はほとんどが自腹なので、
通常やる気に満ち満ちているんですが、
珍しくやる気がない方が来ました。
私の進め方に不満があるのかなーとか、
継続する気はなさそうだなーとか思っていたんですが、
そのどちらでもないとのこと。
ちなみにこういう時は本人にはっきり聞くのが一番いいです。
日本人は想像しすぎて空回りすることが多いので。
日本語を勉強する気があってレッスンを受講することにしたけど、
実際には仕事帰りで疲れててやる気になれないんだよ、とのこと。
でもキャンセルしないで来るわけです。
そうなると、できることは2つ。
一つは来たことを褒めること。
とにかく「よく来たねー」と田舎のおばあちゃんみたいに歓迎します。
せっかく来たんだから、問題の一つもやっていこうか、世間話の一つもしようか、と続けていきます。
とにかく来さえすれば日本語に少しは触れることができるので
本人も何となくやった気になります。
もう一つは見守ること。
その方の目標を叶えるためにレッスンをしているわけなので
その目標にあとどれくらいで到達するか、
そのために何が必要か、
マラソンの伴走者のように声を掛けながらそばに居続けます。
この2つがうまくできるようになると信頼関係ができ、
ある時突然やる気スイッチが入ることがあります。
(入らないこともあるのですがそれはそれで楽しく過ごせます)
学習者のやる気は学習者のものです。
教師がどれほど優秀でも努力しても
やる気を出させることは難しいし、消耗します。
だから力を抜いて、学習者といい関係を作ることを
目標にするといいと思います。
さて、ため息をつきながら学習者が待っています。
レッスンに行ってきます!