こんにちは!
サポート生から「なんだか学生に嫌われているような気がする」
「注意して、言うことを聞いてくれなかったらどうしようと不安になる」

という話をよく聞きます。
本当に嫌われているかどうかは私は学生じゃないのではっきりとはわかりません。
ただ、嫌われるのが怖くて注意ができないのはダメですよね。

学校の教師は会社でいう上司で、学生は部下です。上司が部下を叱ることもあります。
それは何のためか。相手の誤りを正して、みんなが不愉快にならないようにする。
そして、良い仕事をしてもらうためですよね。
教師も同じです。学生がいけないことをしていたら注意する。それは仕事です。

学生が自分を嫌いになるのが怖くて注意ができない。つまり誰からも嫌われたくない。
そういう人は学生指導ができません。
学生指導ができないから、学生になめられて、結果嫌われる。
わかりますか。注意していないのに嫌われるんですよ。

では、注意したらどうなるか。学生には反省する人もいるし、逆切れする人もいるでしょう。
きっとその周りで教師の注意をいいことと感じてくれているほかの学生もいます。
みなさんも駅で迷惑行為をしている人を駅員が注意するとすっきりしたりしませんか。
正しいことをする人は周囲に認められるんですよ。

もし、学生が教師の注意にむくれて授業に参加しなかったり、ほかの学生に迷惑をかけたりする場合は教室から出てもらいましょう。教室の流れを握るのは教師です。

私は若いころ頭にきて学生を教室から叩き出したことがあります。いいことだったとは思っていません。ただ、教室に残っていた学生は私の味方をしてくれました。「先生、あれは○さんが悪いです。」

若いときは私も学生みんなに好かれたかったし、少なくとも嫌われたくなかった。
だからいろんな意味で甘かったと思います。
でも今思うとそのせいで信頼をなくしていた気もするのです。
誰からも愛されることが無理であるように、誰からも嫌われないこともおそらく無理です。

であるならば、嫌われることを恐れずに、注意する勇気を持ちましょう。
そして相手を追い詰めすぎずに少しだけ逃げ道も用意してあげましょう。
きっと前と違う自分が見えてくると思いますよ。