メキシコ🇲🇽の三姉妹による
次世代ロックバンド
ザ・ウォーニング
(THE WARNING)
左から
🔶ベース担当
三女のアレ
(2004年12月13日生まれ 現在19歳)
🔶ギター・ボーカル担当
長女のダニー
(2000年1月30日生まれ 現在24歳)
🔶ドラム・ボーカル担当
次女のパウ
(2002年2月5日生まれ 現在22歳)
今回は9月6日にアップされた『ギター・ワールド』誌
掲載のザ・ウォーニング最新記事を超意訳しましたのでご紹介します。
今回はギター専門誌ということで、ダニーとアレ、2人だけのインタビューとなったようです。
いつもながら、意味がわからないところはご容赦を。
「私達は松葉杖みたいなソロ
なんてしたくない。
わかってくれるかな?
「ブリッジの後、さあソロだ!」
なんて。
私がソロを演奏するときは
やっぱり目立ちたい」
ミューズやロイヤル・ブラッドとのメガツアーに随行した姉妹バンド、ザ・ウォーニングはリフ・ロックの次世代サクセスストーリーを体現しています。
メタリカのカバーからアメリカ🇺🇸のネットワークテレビへの出演、そしてファズとディストーションの創造的な情熱に支えられた焼け付くような3枚目のアルバムまで、ダニエラ(ダニー)とアレハンドラ(アレ)・ビジャレアル・ベレスはハイスピードで到達し、さらに先へと進もうと貪欲(どんよく)です。
10年前、14歳のギタリスト兼ボーカルのダニエラ(ダニー)・ビジャレアル・ベレスと彼女の妹、パウリナ(パウ: ドラム)とアレハンドラ(アレ: ベース)は、メタリカの「エンター・サンドマン」をカバーするビデオを撮影しました。
誰もそこから何かが起こるなどとは思ってもいませんでしたが、数週間のうちにメキシコ🇲🇽ヌエボレン州モンテレイ出身のこの幼い3人による趣味のバンドは、世界中で数百万回の視聴回数を記録することになります。彼女達はメタリカ本人からも絶賛され、すぐにアメリカのテレビ番組に出演することになりました。
今日へと時間を進めると、ビジャレアル・ベレス姉妹は今日では成長したベテランのプロです。
彼女達のバンド、ザ・ウォーニングは2枚のシングルと3枚のフルアルバムをリリース、ヘッドライナーツアーを行い、ガンズ・アンド・ローゼズやミューズ、フー・ファイターズなどと共演してきました。
彼女達のカバー時代ははるか過去のこと。新しいアルバム『Keep Me Fed』は彼女達が幅広くブレイクする可能性をもたらす全面勝利のアルバムになっています。
猛烈に激しいシングル「MORE」と「S!CK」は既に『アクティブ・ロック』(アメリカ🇺🇸・カナダ🇨🇦のラジオフォーマット)アウトレットのTKO(テクニカル・ノック・アウト)を獲得していますが、それはアルバムがもたらす持続的な興奮のほんの一握りに過ぎません。
ダニーとアレは『ギター・ワールド』社で腰掛け、新しいアルバムに関すること、そしてどのように彼女達が卓越したサウンドを作るのかを語ってくれました。
ー・ー
新しいレコードはかなりのパンチを詰め込んでますね。全てが完璧なインパクトに向けて調整されています。
ダニー: (笑)当初はいつもながらの考え方だったんです。英語は私達の第二言語なんですけど、私達が作詞に用いるメイン言語です。最初は深遠で詩的で人々が予想しないような方法で言語を使おうかと思っていたんですけど、その後シンプルで要点をおさえることにしたんです。
私達はミューズやロイヤル・ブラッドと一緒にツアーをしてました。なのでレコーディングしていた時も彼らのサウンドが頭の中にあったんです。
私にとって技術的にも感情的にも
それはデヴィッド・ギルモア
(ピンク・フロイドギタリスト)です。
彼が楽器で自分自身を表現する方法、
そう彼はただのギタリストなんか
ではないんです。
ダニエラ・ビジャレアル・ベレス
アーティストと初めて話すときにはいつも最大の音楽的インスピレーションを挙げてもらってます。あなた方は誰からインスピレーションを受けましたか?
ダニー: 私にとって技術的にも感情的にもそれはデヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイドのギタリスト)です。
彼が楽器で自分自身を表現する方法、そう彼はただのギタリストなんかではないんです。彼は音を通して感情を伝え、それはとてつもなく凄いんです。
アレ、あなたはどうです?
アレ: ジャコ・パトリアスです。
Jaco Pastorius
私の音楽の先生は殆どジャズ・プレイヤーでジャコの影響を強く受けていたので、よくジャコについて教えてくれました。私はジャコの作品を沢山聴きましたが、素晴らしいと思います。私はジャコのすっきりとした音とテクニックが大好き。とても刺激的なんです。
姉妹であるという事実は置いておいて、トリオであるアイデアはあなた方にとって正しいものだと感じてましたか?
ダニー: 私達がトリオになるのは自然な事でした。私達は別のギタリストやそれ以外のパートが必要だと感じたことはありません。私達のこれまでのキャリアからも、全ての物事はトリオだから出来たことなんです。
「これは私達にとって正しい活動なんだろうか?」と私達が先を見通して考え始めたのはごく最近のこと、つまり私達が演奏を始めた時はとても若かったんです。
ダニー、あなたの歪んだギターの音はマシュー・ベラミー(ミューズのギタリスト)を思い起こさせます。ファズはかなり暴力的でザクザクしてますね。
Matthew Bellamy
ダニー: このアルバムではファズサウンドを深く掘り下げてみました。ディストネーションとファズは、作曲プロセスに大きなインスピレーションを与えてくれました。特定の音は怒りを伝えることが出来るか、単に・・・ただ大きな音が重なってるだけか。(笑)その音の力強さを聴くと創造性が高まりました。
あなたはPRSギターを弾いてますね?
ダニー: はい。私はカスタム24-08でプレイしてます。とても快適なギターで、ツアーでは特に信用してますね。このレコーディングではチューニングを深く掘り下げ、カスタムメイドのフェンダー・バリトンを試し始めました。
私はそのギターでとても楽しんでます。
アレはスペクターのベースを弾いてますよね?
アレ: カスタムUSAスペクターを使用してます。私はフェンダー・ムスタングを使ってました。何故なら小さなベースだったから。とても幼い時からそれを使い始めたんです。普通のベースを扱うことが出来なかったからなんですけど。でもファンの方がスペクターベースをプレゼントしてくれて、私はそのベースに恋をしてしまって。今私は独自のカスタム5弦モデルを持ってます。以前はCシャープにチューニングダウンしていましたがはっきりと聴こえてませんでした。今はスペクターで必要なあらゆることがプレイ出来てます。
ファンがあなたにベースをプレゼントしたですって?
アレ: (笑)わかってますって!
とても感謝してるんです。まだそのベースを持っていますし、私にとって特別なベースなんです。
あなた方のシングル「S!CK」はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの雰囲気を少し持ってますよね。私の予想はあってますかね。
Queens of the Stone Age
ダニー: もちろん、もちろん。この曲は反抗的でパンクな類いの曲です。それはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのエネルギーと雰囲気を持ってます。私達は本当に楽しい曲を作りたかった。この曲は私達が新しいアルバム向けに書いた曲のひとつでした。少しリフをいじっただけでほぼ元のままですね。
ダニー、「Satisfied」にはかなり燃えるようなリードがありますね。それからあなたは「Consume」でイカれたエフェクト満載なソロを演奏してます。
ダニー: ええ、私達は松葉杖みたいなソロをしたくないんです。わかってくれるでしょ。
「ブリッジの後、さあソロだ!」なんて。
私がソロを演奏する時はやっぱり目立ちたい!
「Satisfied」ではワーミー(Digitech社が販売しているピッチシフターペダル)を使ってエネルギッシュに、「Consume」は非常に奇妙な不協和音にしてます。「変なほどいい」と思いました。
「MORE」という曲は、ヴァースの中に非常に独特なダンス感を持ってます。あなた方はダンスミュージックが好きなのですか?
アレ: そうですね、その曲のヴァースはとても踊りやすく、コーラスでは思う存分楽しんでいます。
私達はあらゆる種類の音楽が好きなんです。私達がソングライトするときは可能な限りのインスピレーションを掴もうとしていますね。
ー・ー
ある時点で私達全員、
大きなK-POPのフェイズに
入りこんだんです。
ハーモニーがとにかく素晴らしくて。
レッド・ベルベットやEXO・・・。
沢山の素晴らしい
K-POPグループがいるんです。
例えば誰?ロックでないものって?
アレ: ポロ&パン(Polo&Pan)かな。
Polo&Pan
彼らはフランス🇫🇷のDJデュオで、ディスコをプレイしています。私は彼らのことがとても好き。ランペラトリス(L'lmpératrice)も好きですね。
彼らもフランス🇫🇷人です。彼らはもっとポップな音楽を演奏しています。私達は地元モンテレイのフェスティバルで観たんですけど、彼らは素晴らしいライブバンドでしたよ。
ダニー: ある時期から私達全員、大きなK-POPのフェイズに入りこんだんです。ハーモニーがとにかく素晴らしくて。
レッド・ベルベットやEXO・・・。
沢山の素晴らしいK-POPグループがいるんです。K-POPを聴くことで多くのことを学びましたね。
出来る限りいろいろたくさんのモノ・コトから引き出しを作ることが重要なことだと思っています。あなたも「好き」と思うものを見つけて、役立ててみてください。
『Keep Me Fed』はラヴァ/リパブリック・レコードから絶賛発売中。
ー・ー
という内容でした。
今回初めて知った情報として、
🟡アレのフェイバリット・ミュージシャンが、ビートルズのポール・マッカートニーから、超絶ベーシストのジャコ・パトリアスに変わっていたこと。
そして、
🟡アレがスペクターベースを使うきっかけが、なんとファンから貰ったから、という凄い情報でした。
今回のアルバムはギター音の"歪み"にこだわった、とダニーが言ってますので、もう一度ギター中心に聴いてみようかと思います。
最後に最も"歪み"にこだわったと思われるこの曲を。
Automatic Sun
(Live from vevo studios)
うーむ。
わからないので
それでは!