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この曲こそベルベット・パウの真骨頂。
デビュー前からライブで演っていた曲とも。
センシティブな歌詞に、変拍子、変リズム。
中盤の高澤祥子のギター・ソロは完璧なメロディを奏でる。
こういう曲を書けるのがベルベット・パウの強み。
この季節に聴きたい一曲。
もう一曲。
2nd album 「SIGN」
CBS/SONY CSCL 1190
収録曲より
空を見ていた
空を見ていた 作詞・作曲: 桐生千弘
真昼のけぶる 庭の真ん中で
宙返りする 妖精を見てた
恋人には 小さすぎるから
宝石箱に 鍵をかけた
窓を開けて
風に吹かれ
想うだけで 幸せになれる
秘密の香り
朝の光を 一人じめした
春一番の 蝶をみつけた
両手に 挟んで 力をこめた
私一人の 世界になった
目を射る 日差しの中
白い羽は
舞い踊って きらめく
銀色の雪のように
今日も一日 (今日もずっと)
空を見ていた (空を見てた)
髪もとかさず (今日もずっと)
空を見ていた (空を見てた)
ほころびた穴は(今日もずっと)
つくろえない (空を見てた)
今日も一日 (今日もずっと)
空を見ていた (空を見てた ha・・・)
空を見ていた (空を見ていた)
空を見ていた (空を見ていた)
🧚♂️
ドラム担当、桐生千弘のボーカル曲。
須賀直美の力強いボーカルとは対照的に、クリーンで時にビブラートする透明なボーカル。
この曲では儚さが際立ってるな、と。
桐生千弘のボーカル、バックコーラスとしても、須賀直美との掛け合いは絶妙かつ至高。
この曲もVELVET PΛWの原風景の如く。
心象風景のような歪んだダークな詞。
非常にクラシカルなプログレッシブ・ロック的。
この曲を聴くと、イングランドの音楽プロデューサーTom Newmanが1977年に発売したアルバム「Faerie Symphony(妖精交響曲)」のアルバム・ジャケットをなんか思い出してしまう。
こんな感じ↓
この曲を演奏する時は、桐生千弘はドラムからキーボードに楽器を変更し、増田友希江とのダブル・キーボードで弾き語りをするという、
プログレッシブ・ロックファンには嬉しい演出をしてたそう。
この2曲はベルベット・パウの本質って感じの曲ですね〜