かわいそうね、レミナス / minako(田中美奈子) | skyp2tの音楽が好き!

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すminako(田中美奈子)東京コア

1995年10月25日発売 TKCJ70692


田中美奈子の変名アルバム


1. Tears 

(小室哲哉-窪田晴男)


2. かわいそうね、レミナス

(高宮永徹(Little Big Bee)-窪田晴男)   


3. ドアの向こうへ-SEM SEU AMOR-

(ゴンザレス鈴木(東京パノラママンボボーイズ/Soul Bossa Trio))


4. ピース・オブ・マインド

(窪田晴男)


5. 怒っている女(Electric Mix)

(近田春夫-窪田晴男)


6. プラネット・オブ・ジ・エイプ

(ECD-岡野ハジメ)


7. Quiet Storm

(近田春夫-窪田晴男)


近田春夫・TMN・プラスティックス・パール兄弟関連の面々、そして大御所ECDが参加



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実はこのアルバム、最初のアルバムジャケットの他に

別のアルバムジャケットが6枚入っている

という凝りよう。









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コンピレーションアルバム

ラップ歌謡 フォローしてちょうだい

繋がりで最近急いで購入。



Various Artists ラップ歌謡 フォローしてちょうだい




このアルバムって調べた限り、未だに配信にもYoutubeにも上がってない。


 秘宝、失われたアーク。


いかようにも表現できるしできないし、こんなのあったのね、発売から25年も経ってるのね、と今更ながら感慨深くなる作品かなと。


宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤宝石赤


田中美奈子といえば、

バブル期の"学園祭の女王"時代がしっくりくる人も

いれば、

フジテレビの伝説的高視聴率トンデモドラマ、

"もう誰も愛さない"

の小百合役のほうがしっくりくるひともいるかも。




1990年9月発売のアルバム『Gimmick』での

ESSEXという音楽集団が編曲したオーバー気味

ギラギラなバブリーアレンジと、吐き出すような歌声に激はまりして、ヘビロテしてた時期もありました。



バブリーなジャケットと楽曲にただ悶絶・・・

あなたのMistake」でのギターソロと、よく聴くと

聴こえる、CDシステムのローディング音(?)が好き


アルバム『Gimmick

1990年9月25日発売 TKCA-30139

あなたのMistake


プリマドンナ



このアルバムの5曲目の作曲をしていたのが小室哲哉氏。


アルバム『東京コア』の一曲目の作曲も小室哲哉氏。


Gimmick』後にも数枚アルバムを出してるけど、

東京コア』のテンションに直接繋がるアルバムが

この『Gimmick』だったんではないかと今更密かに

思ってます。



こちらの曲はシングルカット曲の
Dancing in the shower

作詞はネオロカビリーバンド"BLUE ANGEL"ボーカル浦江アキコ、当時BLUE ANGELのプロデューサーだった屋敷豪太(MUTE BEAT/再結成PLASTICS/DUBFORCE)が作曲を担当。

今見ると金鯱(しゃち)風ドギツイ衣装、顔で踊るバックダンサー、不思議なダンスと相当ツッコミどころ満載な映像が笑。
たしかに突き抜けているわー。

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話は脱線し続けてはいますが、『東京コア』で聞くべき曲はずばり2.と6.です。


6.は、ヘヴィなトラックにのる、真似できそうで出来ない、上手い下手を超越した田中美奈子の稀有なボーカルの真骨頂が聴ける一曲。

🐵


2.はポエトリー・リーディングでもない、トラックに

乗っているからこれもラップなのかなー。


田中美奈子のこれまた特異なリズム感が・・・

こんなの聴かされたら、ただただため息しか出ません。

よくこんなの歌えるわ。


あと歌詞。



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かわいそうね、レミナス



このあいだね、すごくカワイイお店を見つけたよ。

渋谷で。

東急本店通りの裏のほう。

お店の前にね、小さな看板があるのよ。


「とっても甘い、ハチミツあります」


わたし、ハチミツって目がないのよ。

知らなかった?

だって身体にいいのよ。

ハチミツ。

ホットケーキにかけたりするのよ。

お店に入るとね、いっぱい瓶が並んでるの。

全部、ハチミツ。

瓶にはひとつひとつラベルが貼ってあるの。

「北海道」「沖縄」「和歌山」「静岡」

なかには、

「ウクライナ」っていうのもあった。

若い女の子がいてね、ちょうど、瓶にハチミツを詰めてるところだったの。

「それはどこのハチミツですか?」って聞いたのね。

そしたら、言うのよ。

「なめてみればわかりますよ」って。

指にちょっとだけハチミツをつけて、なめたの。

でも、わかんなかった。

あてずっぽうで、「青森」って言ったの。

「どうして」って女の子が聞くのね。

「なんだか、リンゴの味がしたから」って答えたら、

なんて言ったと思う?

「あなたは、ハチミツのことがよくわかってらっしゃる」って。

それでね、店の奥からとっとおきのハチミツを出してくれたのよ。

十年に一度だけ取れるとっても貴重なハチミツ。

知ってる、そんな話?

長野の、ある森の中で取れたんだって。

蜂は、みんな集団で生活してるのね。

十年に一度、

優秀な蜂だけが森の真ん中に集まる時があるんだって。

自分たちで作った大きな巣に、ミツを集めるのよ。

優秀な蜂だから、ミツもとってもいいミツなんだって。

そのミツをなめると、どんな病気も治るの。

身体が弱った動物や鳥たちがね、

そこに来て、ミツをなめるの。

身体が治ればそこを去って行くの。

森のなかでみんなが共に生きてゆく知恵なのよ。


ほら。この紅茶、不思議な味がしない?

なんだか身体の調子がよくならない・・・・・・?


なんてね、ウソ。そんなハチミツあるわけないじゃない。



それでね。

ペルーに行ったときのことなんだけど。

マタベリって小さな町で、変なおじさんに会ったの。

肩にね、ちっちゃな動物がいて。

そう、おじさんの肩。

顔はネズミのようだけどね、身体は猿みたいで、

しっぽの先が二つに割れてんのよ。

「飛ぶよ」って、言うのよ、おじさん。

でもねえ、まさかそんなことあるわけないじゃない。

どう見たって、鳥なんかじゃないし。

「ウソでしょ」って言ったら、よく見なよって。

驚いちゃった。

背中に羽があるの。

神さまの弟子なんだって。

神さまの弟子の中でもできの悪い子がいてね、

空まで登れないのよ。

だからこうして町で生きているの。


レミナスって名前の、できの悪い神さまの弟子。


おじさんの肩の上でね、ぼんやり空を見てるのよ。

「飛ばしてみてよ」って言ったら、

「きょうは調子が悪いから」って、おじさん。

えさのクッキーを渡しながら言ってんの。

「調子が悪いってなに?」って聞いたのよ。

そしたら、腰だって。

レミナスの腰がダメだっていうのよ。

重いものを運んだから腰に来たらしいって。

レミナスはポリポリ食べてたよ。

クッキー。

それでおじさん行っちゃった。

肩にレミナスを乗せて。

私も歩き出したの。

しばらく歩いて、なんとなく、振り返ったのよ。

おじさんのこと。

びっくりしちゃった。

飛んでたのよ。おじさんの頭の上をレミナスが。

空に行こう行こうとするけど、それ以上、飛べないの。

かわいそうね、レミナス。




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残念なことに、この『東京コア』を出したあと、

歌手活動辞めてしまったらしいです。




🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵🐵




素材の面白さにクリエイターが集まったら、なんか

すごくなった『東京コア』。

機会があったらぜひ聴いてもらいたいです。



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ベスト盤もありますが、やはり最初に聴くなら

オリジナルアルバムがおすすめ



曲は普通。ギンギラボディコン、バブリー衣装の

田中美奈子に注目。


後ろの氣志團みたいなバックダンサーの一人がtrfのSAMさんらしいけど、真偽不明・・・


ちなみにtrf前のSAMさんってこんな感じだったらしい。

左から2番目が若き日のSAMさん。