シドニーで冠婚葬祭にお金を使ったのは、日系人の場合に使った4-5回だけです。
文化, 慣習違いによる恩恵なのか? 煩わしい家計の支出がない・・「日本式冠婚葬祭のない街」それがシドニーです。
日本現役時代は、部下の結婚祝い、結婚式参列、仲人、送別会、餞別金、お通や、葬儀などなど・・・毎月必ず慶弔事のお付き合い支出が必要でした・・・
この地シドニーに住んで13年、この類の煩わしい臨時出費は殆どなし。有難い話しです。 外国に住んで初めて日本式煩わしさから解放されました。
ただ、豪州人は親族、親しい友人が「結婚式」を挙げる際には、新郎、新婦の指定する店(百貨店、有名ストアー)に行って「二人が欲しい品物のリスト」の内容をチェックしてDonation 寄付する習慣があります。 日本の結婚式のように「御祝儀袋」を直接持参するということはあまりありません。
勿論「お正月のお年玉」など、そんな習慣はありません。「お祝金」など極端に少ない国です。
日本ではビジネス上のお付き合いの慶弔金には主に下記の種類があります。
1. 結婚祝い(本人、本人の子供等)
2. 出産祝い(本人、本人の配偶者等)
3. 傷病の見舞い
4. 災害の見舞い
5. 死亡弔慰金(本人、本人の家族等)
6. 落成、開店、開業祝い
7. 上場祝い
8. 創立記念祝い
9. 昇進・就任祝い
10.叙勲・褒章祝い など
日本では「なぜこんなに沢山の種類があるのか? すべてお付き合いが必要なのか?」・・・・今頃になっていろいろ考えさせられます・・・・・
日本では、日頃よりご近所、親戚などのお付き合いなども ”キッチリ“ しておかないと、感情的にギクシャクすることも多々あります。
イギリス系アングロサクソン人は、自分の子供が18歳に達すると無理やりにでも自宅から「追い出す」習慣があります。 子供を独り立ちさせるのです。 ちょっと冷たい親です。
ところが、昨今の住宅高騰によるトバッチリを受けて、家を出たい息子娘達も家賃が高すぎて我が家にてしばらく我慢を強いられているそうですが・・・・
反対に、「子供が親の面等をみる」という習らわしもありません。 子供が独立したらそれで終わり。 その特徴的な現象がNursing Home ナーシングホームです。 日本でいう「養護施設」です。
両親が年老いて自立できない場合、日本であれば長男、長女など家長が順序よく面倒を見る義務のような風習がありますが、この地ではそれはまったくありません。
年老えれば子供達が皆こぞって両親をナーシングホームに放り込んで、それで終わり。 毎月両親を見舞いに来るのは韓国、中国などアジア系の人々、英国系の人はほとんど誰も面会に来ません。
しかしながら、同じヨーロッパ系でもイタリア、ギリシャ、スペイン(ラテン系)の人々は英国系のように “冷たく” ありません。 毎月決まって両親のお見舞いにNursing Home に立ち寄ります。
ラテン系の人々は英イギリス系アングロサクソン人よりかなりホットな民族、アジア系の民族とよく似ています。
但し、クリスマス X’Mas 季節は異常です。 日本の盆と正月が一緒になったような月なので、親戚、友人などの恒例のプレゼント用に沢山のGIFT用品を準備します。
何処の家庭でも、盛りだくさんのギフト商品を何か月も前から周到に用意します。 仏教徒の我々にはとても真似のできない年一回の一大行事なのです。