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オーストラリア、シドニーから

昔から 政治と宗教の話をすると友達を失うと云います。 

特に「国歌、君が代」の話をすると、即「君は右翼か左翼か?」と疑念を持たれるのは当然のこと。小生のメル友で英語の堪能なKさん、現役のころ、アメリカ人の友人から、この歌詞の内容を訊ねられたそうです。

英語に訳する時に一番困ったことは「さざれ石の巌となりて」の箇所。

入学式・卒業式の度に「さざれ石の・・・・」と歌わされていたのですが・・・・幼少の頃、この意味はさっぱり意味不明でした。・・・・さざれ石とは細石のこと、即ち小さな石がやがて大きな岩石になる・・・・・・と直訳したところ、岩が崩壊して小さな石になるのではないのかと、論理矛盾を追及されたそうです。


確かに、生命体でもない鉱物が大きく成長するはずが無い。

科学的には彼の論理が正しい。しかし日本の国歌に堂々とその成句がある以上、その後からは訳文に、日本人の宇宙観、宗教観を付け加えることにしたそうです。「我々日本人は森羅万象、全てに生命があると信じている。鉱物といえども生命(有限)があり、それを労わる心を持っている」と。 


実際は、細石の隙間に炭酸カルシュームや酸化鉄等が入り込んで、岩が大きくなっていく現象を表しているのかも。しかし、この句が詠まれたのは千年以上前のこと、歌の始まりは、『君が代」ではなく、「わが君は」であったとか。 

詠み人知らずですが、女性だったと云われています。

今で言うLove Song なのです。明治時代に入って、国歌の必要性が生じ、当時の陸軍元帥、大山巌が自分の好きな和歌を採用したのです。

薩摩藩の下級武士であった本人の出世して行く様を詠んだ句に思えたのでしょう。まさしく、細石(さざれ石)の巌(大山巌)となりて・・・・・「君が代」斉唱反対論者は「軍国主義の象徴」とか「忌まわしい戦争を思い出す」とか批判されますが、はたして「君が代」にそんな意味があるのでしょうか。


もともと日本の国歌は古今和歌集(1100年前)からの引用で、それも詠み人知らず。反対論者は「国歌は国威発揚のため、ひいては他国を威圧するために利用されている」と言いますが、どの国の国歌も多かれ少なかれ『国威発揚」のために作られたものです。

例えばフランスの国歌・・・・「いざ祖国の子らよ、栄光の日は来た! 我らに向かって、暴君の、血塗られた軍旗は掲げられた! 聞こえるか、戦場で、あの獰猛な兵士どもが唸るのを? 奴らは我々の腕の中まで我らの息子や仲間を殺しにやって来る!武器を取れ、市民諸君! 隊伍を整えよ! 進もう!進もう! 不浄な血が我々の畝溝に吸われんことを! ・・・」 これ第1節です。 

こんな調子で第7節まである国歌なんですよ。(フランス国歌「ラ・マルセイエーズ La Marseillaise 」)凄まじいでしょう! ついてゆけますか? 


中国の国歌・・・・<義勇軍行進曲>.「 起て!奴隷となることを望まぬ人びとよ! 我らが血肉で築こう新たな長城を! 中華民族に最大の危機せまる、 一人ひとりが最後の雄叫びをあげる時だ。 起て!起て! もろびと心を一つに、 敵の砲火をついて進め!」これも凄いですね。  「武器を取れ」とか「敵の砲火をついて進め」とかの文言が出てくる。そんな国歌がスポーツの場でも歌われています。

でも・・・・国際的にも問題になったとは聞いたことがありませんね。


日本の国歌はこれに比べれば、旋律(メロディー)が非常に暗いとはいえ特別問題がある歌詞とも思いません。 いまさら明るい、希望に満ちた曲に変更すると云えば、その曲の根拠を巡って新たな議論を巻き起こすことでしょう。

「君が代」の君が天皇を表すから駄目だと言われますが、日本国民の象徴であり、日本国の元首である天皇の長寿を祈願して、どこが悪いのでしょう。

只今、英国、エリザベス女王即位60年祝典が始まり、イギリス全土で祝賀ムードに包まれていますが、これもイギリス国民からみて悪いことなのでしょうか?

2011年に国歌斉唱は憲法第19条の『思想・良心の自由」からみても合憲とするとの「最高裁判所」の判決あります。  自民党は2012年4月に発表した党の憲法改正草案で天皇を「元首」と位置づけています。

「国家を代表する人として元首と明記すべきだ。対外的にも必要」と指摘。

現憲法の「国民の象徴」という文言を変えるというのです。国事行為に定めのない被災地の視察や式典への出席など「公的行為」の位置づけや、現在は法律で定めている国旗国歌についても憲法で定め、尊重規定を新設するよう主張しているのをご存じですか?  これに恐怖を感じますか?

憲法改正により、天皇の位置付が変われば、国民の『国威発揚」の引き金となって、ふたたび「戦争への道」に進むという危惧と同時に猜疑心が働き「戦争への不安」があるのは当然のことでしょう。


オーストラリアでは2年前に移民法が改正となり、オーストラリア国歌が歌えるか(・・・または歌詞を覚えているか・・・・のどちらか)国籍取得面接時の必須項目に追加されました。ニュージーランドと共に世界中で最も平和な国、しいて外敵といえば「くじら」または「ペンギン」と冗談を飛ばしているこの国でさえも、国民に対して愛国心、忠義心を問いかえているのです。

現在のオーストラリアの国歌は「Advance Australia Fair アドバンス・オーストラリア・フェア」という曲、国民的愛唱歌 Walzing Matilda ワルチングマチルダと思っている豪州人もいるほどですが・・・。 1984年までは、国家元首の住む、イギリス国歌「God Save the Queen(King)を用いていたそうです。


日本でも、国歌「君が代」を歌えるかまたは歌詞を覚えているかが「日本人の条件」としたら、左翼系の人々はびっくり仰天でしょう。

または、政府の独断で来年から「フランス」または「中国」の国歌のような “戦闘的な国歌”に変更すると発表すれば、左翼連中は何というでしょうか?

日本に住んで平和を謳歌しているのに、国家を否定、批判する共産主義の人々は誠に不幸な方々と思います。 一種の偏った宗教信者のような集団、それが共産思想、凝り固まって何を言っても無理な人種ですが・・・ 皆さんは「世界平和度指数」という言葉を聞いたことがありますが。世界の国と地域の治安や情勢など様々な要素を数値化して、どれだけ安心して暮らせる場所か示すランキングを「経済平和機構」がこの指数をもとに発表。


2012年度版「世界の平和な国ランキング」において、日本が158位中5位にランクインを果たしました。 なお、アジア諸国では他国を引き離しブッチギリでトップ。評価基準は殺人事件や暴力犯罪の数、受刑者数、戦争や内戦の有無、軍事費、軍人数、難民数などの数字から、政治情勢、隣接国との関係、テロ活動の潜在的可能性、兵器の輸出入量、武器の入手しやすさ、国連介入度など、国民の目にふれにくい要素まで多岐にわたっています。


単に治安の良し悪しというよりは、国家自体の平穏さを基準にしています。その情況下で、日本は世界5位という評価を得ることが出来ました。確かにわが国にも様々な問題はありますが、このランキングからは、日本という平和な国に住む幸運を改めて感じさせられます。気になる各国の順位は以下の通り。

1. アイスランド   2. デンマーク   2. ニュージーランド    4. カナダ     5. 日本 6. オーストリア   7. アイルランド   8. スロベニア  9. フィンランド    10. スイス

余談ですが・・・・豪州には外敵などいないのどかな国と思っていましたが、オージーの意見として「一番近い国、パプアニューギニアはまったく問題ないが、一番怖いのはインドネシア国」というのです。伏兵、インドネシア ・・・・・ でも、本当なのです。 人口の少ない豪州にとって、昔から億の人口をもつインドネシアが一番の脅威なのです。 10年前、インドネシアから独立した東テイモールに相当の支援を行った為(・・・・天然ガスなど石油資源が豊富という理由から・・・)いまでもインドネシアとはぎくしゃくした関係にあります。