ブルネイ王国イスラム刑法導入 その1 | SKYのブログ

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オーストラリア、シドニーから

ブルネイ王国 と云われても・・・・シンガポール、マレーシアの方がより馴染みが深く、観光地としては日本人には余り知られていませんね。

ブルネイは日本の三重県と同じ広さの国土にマレー系住民68%、中国系15%、その他17% が住む、人口わずか40万人の小国です。

ところが、アジアの石油王国(石油・天然ガス)ブルネイは、住民税、所得税もなし、医療費も無料と云う恵まれた国です。

ブルネイ王室は日本の皇室に次いで世界で2番目に長い歴史を持つ王室ですが、14世紀末に王がイスラム教に改宗して初代スルタンとなり現ボルキア国王は第29代目。1984年に英国から独立し立憲君主制となったものの、現国王が首相、国防相、財務相を兼務しているので、事実上は絶対君主に君臨する

大富豪の国王として知られています。

英インディペンデント紙によると、世界の国家元首の富豪ランキング第一位は タイ国のラーマ9世国王 で資産200億ポンド(約25983億円)

2位はブルネイ国のボルキア国王で135億ポンド(約17538億円)3位はアラブ首長国連邦のハリーファ大統領で120億ポンド(約15589億円)

(日本の皇室の資産は約20億円<すべて国有財産>と云われていますが、他国の国家元首に比べたらわずか、些細な金額です)

くだんのブルネイ国は一夫多妻制。(羨まし~ぃ!)ボルキア国王の第1夫人はサレハ王妃で (表面上は) 仲睦ましく暮らしています。

(ダンナの国王は勝手に第2夫人、第3夫人をもうけるので、ガマン、ガマンのサレハ王妃・・・・かなり精神的にタフでないと務まりません)

俗にいう “おめかけさん遊び” で国王は あれこれ楽しんでいるようですが・・・・1981年第2夫人のロイヤルブルネイ航空・客室乗務員マリアムさんという方と結婚したものの、2003年に離婚。 再婚相手は元テレビ局記者、アズリナさん(30)という方でボルキア国王と2005年に結婚し、息子と娘をもうけたのですが数か月前またまた離婚しました。


石油で得た巨額の資金を使って、ベンツやフェラーリなど2000台もの高級車の他、ボーイングなどの大型機を保有、1788の部屋と257の浴室、5000人収容の宴会場まで備えた世界最大のイマム宮殿(床面積20万平米)に住んでいます。あの北京の紫禁城よりも大きいといえば、この宮殿の規模が想像出来るでしょう。

あれや、これやで話題が多く、近隣諸国から羨望の的でしたが・・・・・決して良いことだけではありません・・・・ブルネイ人はどんなに暑くても 「ビール一杯も飲めない」アルコール厳禁の国です。勿論ワイン、ウイスキーなどもダメ。

そして、ブルネイでは一夫多妻がいまだに認められており、男性は最大4人までの妻を持つことが許される国とは云え、一般人は妻一人を養う程度で

それ以上は経済的に無理。 ブルネイ人は税金も教育費も高速道路もすべて無料、しかも老後は年金が支給される・・・良いことづくしなので、国民はあまり働かないとのこと・・・良い意味ではブルネイ人は心の底からゆとりがあると云えますが、国民が勤労意欲を失うことはどう考えても発展性がありません。一般庶民は「働かなくても国が面倒をみます」と悟った時からすでに競争心を失い切磋琢磨して働かなくなります。

さらには、今回、驚くべき政令が発表されました。

ブルネイのボルキア国王 が、人口の約3分の2を占めるイスラム 教徒を対象に厳格なイスラム 刑法を20144月から導入しました。

戒律厳しい「宗教令」を国民におしつけたのです・・・

イスラムの シャリーア(宗教令)を導入することにより、例えば、姦通(かんつう)罪に問われた被告が死亡するまで石を投げ続けられる石打ち刑や、

窃盗罪に対する手首の切断刑なども導入されるそうです。 ギョギョギョとするような時代錯誤の刑法です。イスラム 刑法はサウジアラビアやイランなど中東諸国では実際に導入されていますが、東南アジア での導入はブルネイが初めてとなります。

イスラム圏以外、欧米諸国、アジア圏では、別に誰が誰と交際しようが他人にはあまり関係のない話ですが、イスラム圏ではそうではありません。

女性が主人以外の男性と勝手に恋をしたら(夫以外の男性と不倫をしたら)…石打ちの刑です。つまり命取り、「死刑に値する」のです。

でも、考えてみると、「一夫多妻制」を利用して富裕層は第2夫人、第3夫人を持つことが許されますが、一般庶民はそんな経済的余裕はありません。

経済的理由にて第2夫人を持てない人が浮気でもすると命取り、 第2夫人を持てる富裕層は関係なし・・・という理屈はどうもいただけません。 

事実上の差別じゃァ~ありませんか!

アフガンのタリバン支配下の「石打ちの刑」の場合は まず女性を石で打ち殺し、次に男を引っ張り出して来て、目隠しして集団で石を投げつける、残酷な仕打ち。目には目を、歯には歯を」が受け継がれており、盗人の手足を切断するとか引きちぎるとか、そういった過激な刑が欧米の人権団体から強く批判されています。


しかし、シャリーア(宗教令)の中では、残酷かどうかの前に、神に背いたかどうかが重要視されており、神に背いたのであれば、コーラン(聖典)に書いてある法律を実行するのが善になるのです。「女性がレイプされるのは、女性が悪い」という・・・・・これもコーランに記述されているからという単純な理由です・・・・女性が男に抱かれたというのが問題視される、つまり女性が極端に不利なのです。男の身勝手な解釈、男尊女卑の宗教です。

いかにバカげた差別かといえば、サウジアラビアでは女性は車の運転はできません。 「女性には運転免許証を出さない」ということから判断していかにイスラムの世界が男女を差別しているか察することができると思います。  

もし、日本で「女性は運転ヘタなので免許証は発行しません」という法律ができたらどうなるでしょう。差別、差別! と日本中が大騒ぎ、ビックリするような事態に発展、日本の政治家共は怒り狂った女性群の強烈パンチを食らう事でしょう。

また、同性愛も認められていません。
同性愛が容認されている欧米でも実は同性愛に対しては嫌悪を示す保守派が多く、陰で中傷などが行われていますが、イスラム国家では堂々と迫害対象となります。そういった様々な昔からの保守的な思想を受け継いでいるのですが、刑が残酷すぎる、幼稚すぎるということで、当然ながら自由主義陣営からの批判の的です。

              

「アルコールは呑んではいけません」「浮気をしてもバレたら命と引換えですよ」 「ドロボーをすると腕を切り落としますよ」・・・・我々資本主義に毒された民族からみれは、「戦々恐々」・・・・まさしく「脅威の法律」ですね・・・・

もし我々が、シャリーア (宗教令) を厳格に守らなくてはならないとすると・・・・どうなるのでしょうか?「身に覚えのある」我々日本人のおとな “80%以上” はすでに処刑されていることでしょう。 これは「戦慄の世界」ですね・・・・いえ、いえ・・・もし、オーストラリア人ならば、ほぼ90%の人々はとっくに処刑されて、あの世にいることは間違いありません。

恐ろしいイスラムの世界・・・・・とても怖くて住めません。 “身に覚えがたくさんある” 私など もうすでに何十回も命を落としたことでしょう。

オーストラリア人の口癖「人生は楽しむためにある」とか・・・そんなノンキな言葉を吐くとすぐにでも処刑されそうな国々がまだまだあるのです。