三つ子の魂百まで という諺があります。生まれてから満二歳までの間の環境が、子どもの一生を左右することから「三つ子の魂百まで」と言うそうですが
東北生まれは「東北のズーズー弁」、大阪生まれは「関西弁」、鹿児島生まれは「鹿児島弁」・・という具合に一生その人の “訛言葉” として影響を与えます。
同じ観点から・・・・日本語を母国語として、鎖国、伝統国家を守った日本では、英会話は学問に非ず、現在の教育体系では語学教育の進歩発展はむつかしいのでは
・・・・と・・・外国に住んでみて、はじめて語学教育制度の善し悪しを実感できるようになりました。
中学生から習った我々の英語は特異的日本語発音のため、成人後、いくら勉強しても標準英語発音となりません。 3歳位から始めないとダメなようです。
植民地政策で英語を母国語としたフィリッピン、インドなどは古来の風俗、伝統を失しなった代償として英語という国際語、言葉で国際化をGETしました。
近年、日本も国際化の一環として小学生から英語を学ぶようになりましたが・・・それでも遅すきます。
何かを得ることは何かを失うこと ・・・・ 陳腐なほど言われているセリフですが・・・どこかで腹をくくらなければ解決しない問題です。
言葉、文化、伝統を重んじるのか、国際化を優先するか?ということに尽きます。
中学になると、受験英語が始まります。 発音より、文法を重んじる日本の英語教育では、なかなか話して伝えると言う英語は学べません。
そうなれば、各地にある「英会話学校」に子供を通わせる以外、子供が英語を話せるようになる方法は見つからないのが今の日本の現状ではないでしょうか。
小さいときから、きちんとした発音で英語を学んでいれば、さほど難しいこともなく子供たちは英語と親しむことができ将来的にも国際人として自分の意見をきちんと言えるようになるはずなのですが・・・
私は中学校2年の時、生きた英語を学びたい一心で、キリスト教信者でもないのに毎週「教会」に通い、英語会話の真似事をしましたが・・・いまだに発音がダメ
・・・ということは・・・発音を真似るには少々遅すぎてあまり効果がなかったのかも知れません。
私の友人にオーストラリア人の女性と結婚した男性がいます。 もう結婚してからかれこれ43年になるそうですが・・・・夫婦間の会話で100%理解しているのか
と思いきや “だいたい80%は分かるがあとの20%とは分からない” といいます。 やはり “三つ子の魂百まで” は本当なのです。
シドニーでは不思議な体験をしました。
永住権を得ると国から310時間の無料英語教室に通う権利を得ます。 タダで英語を教えてくれるのです。
ご存じの通り、我々日本人には「英語の経済新聞」が読めても、残念ながら“英語会話”ができないCEOやベテランビズネスマンがたくさんいます。
永住権を得てシドニー市内の政府御用達の「無料英語教室」に通う香港人の中には、日常英会話はペラペラなのに初級の英語の本すら読めない人が沢山います。
香港人は幼いころから英語をしゃべっているのですが、英語教科書をろくろく勉強していない移住者もいるわけなのです。
つまり・・・日常英会話を喋れるようになるのには、何の学問も要らないという証拠です。
シドニー郊外にEast Wood という韓国人村があります。 ハングル文字の看板が氾濫しており、ここは韓国の街ではないのか? と勘違いするような風景です。
この地区に[HANA]という韓国人経営の八百屋、雑貨屋さんがあります。 この店のオーナーは「英語ダメ・日本語ダメ・韓国語オンリー」なのです。
そんな訳にて、キムチ、ノリ、昆布、シイタケなど日本人好みの商品を買う場合、商品の甘辛・素材など質問しても、まったく言葉が通用しないのです。
日本人経営のスーパーマーケットよりも安くて新鮮でおいしい商品の品揃えがありながら、何を質問してもまったくちんぷんかんぷんの答えしか返ってこないので
ストレスが起きます。 つまるところ・・・外国に住むためには、その国の言葉を喋れなくても「なんとか生活は成り立つ」ものなのです。
英語がまったくしゃべれなくても ちゃんと商売ができる不思議な都市、シドニーです。
大阪出身の私もその昔、東北秋田の旅館に宿泊した際に、部屋付きの女中さんが “明日の朝食は何時に致しましょうか?” と質問されましたが、まったく何をいっているのかちんぷんかんぷん。 何度聞きなおしてもわからず・・・最後は “筆談” でやっと意味が分かりました。 その時、私も女中さんもお互いに顔がまっかになった恥ずかしい思い出があります。 その女中さんが若くてベッピンの地元大学生アルバイトだったのでなおさらです。
家内に水泳プールの帰りに「かたくり粉」を買ってくるようにたのまれたのですが・・・・はたしてこれは英語では?・・カバンの中の「電子辞書」を調べるとstarch とある。
アジアショップにいって スターチと発音しても通じない、折よく居わせた中国人顧客と問答・・・結局、このでんぷんは中国語では「生粉」と印刷している袋が正解であった。
水虫の薬の話・・・医学用語では何というのか不明ですが、テニス友達が水虫の薬が欲しいというので「薬局」に立ち寄り Water Worm (辞書を忘れたので直訳)すると、当然のこと、まったく通じない。 仕方なく 靴、靴下をぬぎ itching むずむずする、むずがゆい・・といったら FUNGUS(ファンガス)と書いた薬を出してくれました。
帰宅して辞書を調べたら「水虫」の名は、田んぼ
で耕作
をしていた人の足に水虫ができたことから、水
の中にいる虫
に刺されたと考えられたことに由来するという。
イギリス
、アメリカ
、欧米
では日本人
に比べ一般人には水虫は少なく、一方で運動選手
に多いことから、“athlete's foot”(運動選手の足)とも言います。
タスマニア旅行して、最終日、道に迷いました。 ホバート空港方面はどの方向? と地元の人に訊ねたら ・・・・あっち方面「10カイロ」・・・と教えてくれました。 ”テンカイロとはなになに??
”
「白金カイロ」なら使ったことがある・・・半信半疑であったが・・・やく9km地点で空港まであと1kmと表示看板あり。
タスマニアの方言で km のことは「カイロ」と発音するのがわかりました。 こんなハプンングはほぼ毎日です。 外国に住むとうかうかボケる暇もありません。
かの有名なオーストラリア人の英語: 例文・・・・、"I go to the hospital today" が、”I go to the hospital to die" に聞こえる、とか。
シドニーに住んでいる限りテレビ、ラジオは標準語が浸透しているせいか、こんな発音をする人はもう殆どいません。 これは一昔前のAccent エピソードだと思います。
でも、私の友達にはフランス系、セルビア系、台湾系オージーなどいますが、訛の激しい人と会話していると調子が狂います。私の英語もアクセントが厳しいので友達もかなりの
衝撃を受けながら(・・・でもニコニコ笑いながら)お互い納得の上で会話しているのかも知れません。
でも、言葉の壁は普通より何倍か時間がかかりますが そのギモン、ハテナは時間の経過と共に解決するので あまり苦になりません。