学校終わってから、委員会が長引いて、みんな帰っちゃったから、図書室で本を借りた。

3冊ほど借りた後、学校を後にした。

一人で下校するのはやっぱりなんか寂しかった。


その後、メガステの本屋に行って、冬の大掃除に紛失した本を再購入。

マンガも買いたかったけど、電車代がなくなりそうだったので、英検の参考書をチラッと見て店を出た。


店を出ると、空が再び泣き出していた。

駅の方向が晴れているのに、雨が降る、なんか不思議だった。


駅までの道、中学校時代の同級生に会った。

全然変わってなく、かなり元気だった。(もしかしたら、前より元気かも?)

相手は友達といたので、一言二言だけ話して別れた。



駅についても、話相手もいないので、本を開いた。

森絵都さんの本。まだ途中だけど、やっぱりこの人の本は文章構成が巧妙で読んでおもしろい。

電車も来たので、あいている席を見つけて何も考えずにただ座っていた。


次の駅で友達が乗ってきた。やっぱり安心感が生まれた。

その後は一駅越えた後、降りて、家に向かって歩いていった。

本の話や学校の話とか、他愛もない話をしてた。それでも楽しかった。


友達と別れた後、オレンジ色に染まる空に寂しさを浮かべながら、足を家へと向けた。

途中、ほとんど散り終わった桜の下を通った。

ふと、舞い降りてきた花びらを掴み取った。

なんだかうれしかった―


なんだかいいことがある気がしながら、僕は玄関のドアを開いた。






いつもとは違う形で書いているつもり。