情:えれぴょん~・・・帰ってきて(つд;*)ニャン…更新が少ない、情報ブログ・・・w -7ページ目

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■「赤毛のアン」日本に初めて紹介

 名作「赤毛のアン」を日本に最初に紹介した甲府市出身の翻訳家、村岡花子(1893~1968年)の孫にあたる翻訳家の村岡美枝さん(53)、作家の恵理さん(45)姉妹が、山梨英和中高(同市愛宕町)を初めて訪れた。花子は東京での女学校生活を経て20代前半の約5年間、故郷にある同校の前身である山梨英和女学校に英語教師として勤務した。現在、中高の生徒が、花子について学習と研究を進めている。生徒は、2人が語る花子の人柄や生き方など貴重な逸話に耳を傾けていた。

 ■生誕120年に

 美枝さんは「アン」シリーズ最終巻「アンの想い出の日々」の翻訳者で、恵理さんは来春から放映されるNHK連続テレビ小説「花子とアン」の原案「アンのゆりかご」の著者。2人は「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」(東京都大田区)の主宰として、再現した花子の書斎を保存している。今回の訪問は、来年3月に出版が予定されている恵理さん編著のビジュアル本「花子とアンの世界~名翻訳家の人生(仮題)」の出版元、新潮社による取材に同行した。

 今年は花子の生誕120年、来年は花子が山梨英和の教師に就いた大正3(1914)年から100年に当たり、「花子とアン」の放映も始まる。中高の図書委員会と文芸部の生徒54人はこれに合わせ、花子に関する文献のとりまとめや、「赤毛のアン」の舞台であるカナダ・プリンスエドワード島の立体模型作りなどを進めており、美枝さん、恵理さん姉妹からの聞き取り内容も含め、研究発表としての展覧会を今年12月にも甲府市内で開く。

 ■家庭人としての顔

 2人は訪問した今月17日、生徒代表4人からの問いかけに、「祖母には家庭と仕事を両立している女性という社会的な顔があったが、実は仕事で忙しく、中学生の母(花子のめいで後に養女となったみどりさん)の弁当を作ることもままならず、母が自分で作っていた。でも、母は同級生に祖母が作ってくれた弁当だと話していた」「祖母は講演先から必ず家族に手紙を送り、家族の支えがあって仕事ができていることに感謝していた」ことなどを披露。高校2年の橘田彩さん(17)は「花子の社会的な姿だけではなく、家庭人としての顔も知ることができてよかった」と話した。

 美枝さんは「祖母が教師として勤めた山梨英和をようやく訪ねることができた。祖母が校舎の窓から眺めたであろう同じ山々を見て、感慨深かった」。恵理さんも「学校を卒業しすぐに物を書く仕事には就けなかった祖母だが、山梨英和での5年間の教師生活は決して遠回りの期間ではなかったと思う。当時の生徒は、祖母が目指す文学の最初の支持者。戦時中の殺伐とした時代に『赤毛のアン』を訳した祖母の心には、小説の美しい自然描写と甲府の風景が重なったのではないか」と話していた。