現代版 ダンジョンスケールの提案 月食は今や『天体観測』ではなく、単なる『天体ショー』かもしれない。 そもそも、あの神秘的な色味でさえ、地球大気によるものであり、月が赤く変色しているわけではない。 では、自然観察の対象として 月食は無価値なのだろうか? 我々に何の情報も与えてくれるわけではないのだろうか? 月食の明るさを測る目安として ダンジョンスケールが古くから知られている 最も暗い月の明るさ・色味をL0 逆に最も明るい状態をL4として表現するやり方である。 よく月食の明るさが暗いと冷夏になるなどと言われたりすることもある。 月食の明るさは地球の高層大気の状態を表すひとつの指標になりうるのかもしれない。 今や誰もがスマホを持っている時代。 スマホでは月の大きさは小さくて月食の撮影には向かないかもしれないけれど 月の明るさ記録することは ある程度可能だと思う。 例えば こんなやり方はどうだろう? ①完全に皆既月食になる前・・・半分くらい欠けた状態で 月食を撮影 ②その状態の画像をレベル調整して わざと欠けていない月面を白く模様が見えないくらい補正する ③その時の月の欠けた部分の明るさを ダンジョンスケールと比較する L0ならば 月の欠けた部分は赤く浮かび上がるだろう L4ならば 月の欠けた部分も 明るいオレンジ色で 色が飛んでしまうだろう L1と L2はその中間になる それをネットで共有すれば 誰でも ダンジョンスケールを自信を持って発表できるのではないのだろうか? 月食の明るさは 地球大気の鏡である・・・と 昔から言われてきた 世界中の人々がスマホを持っている時代 誰もがある程度の客観性で月食の明るさを明るさを測ることが出来たら 地球大気の状態、火山による影響、大気汚染による影響を実感出来るのではないだろうか? 時々、こんなコメントを見る 「・・・今回は月食の月が暗かったので 露出を欠けて 赤さを表現してみた」 そういう価値観の人はそれで良いと思う。 ただ・・・私はもったいないと思う。 写真画像はいくらでも加工出来る時代。 写真素材だからいくらでも加工しても良い・・・という考え方もある。 実際、そんなフェイク画像がネットには溢れている。 ただ、フェイク画像を見慣れた私たちには フェイク画像は何ら心に響かない。 その画像から 新しい発見もない。 そんなフェイク画像はすぐに飽きられるのはみなさんご存知の通り。 電子観望の時代になりつつあると思う。 我々は自分の目で見ることが少なくなりつつあるのかもしれない。 だからこそ、フェイク画像に惑わされない判断力が求められると思う。