今回の河井継之助記念館の講演会は
『民は国の本 吏は民の雇』
河井継之助と小野梓をつなぐ
講師: 大日方 純夫
(早稲田大学名誉教授)
新潟県民にとって
河井継之助の
『民は国の本 吏は民の雇』という言葉は有名である。
しかし、明治に活躍した偉人で 同じ言葉を残している人物がもうひとりいる。
それが小野梓だ。
この講演会では 河井継之助と小野梓の接点について、大日方先生の最新のご研究から
興味深いお話をお聞きすることができた。
河井継之助と小野梓は
生まれも越後長岡と土佐
年齢も25歳も離れている。
小野梓は北越戊辰戦争に従軍したものの
当時はまだ16歳
敵の家老である河井継之助と接点など考えにくい。
明治以降の小野の足どりから
越後に講演会活動で来たことがあり、その時に河井継之助の教えを受けた弟子たちに会って、河井の思想の影響を受けたのではないか?・・・との説をわかりやすく解説していただいた。
小野梓は欧米留学の後、明治新政府に出仕したものの、
単に官僚として国を豊かにするのではなく、
一般の民衆の暮らしをを豊かにすべきとの考えから、大隈重信らともに政府を去った人物。
それが河井継之助の思想
『民は国の本 吏は民の雇』という思想に影響を受けたのではないか・・・
明治新政府は
民間よりも、官僚が遥かに高い地位があった。
河井継之助は幕末の頃から、
「官僚は民衆のために仕事をするべき」だと考えて、武士の世の中の終焉を確信していた。
その河井の思想は単に長岡にとどまらず、時を超えて多くの人に支持され受け継がれてきた。
大日方先生は当時の記録類から 河井継之助と小野梓の繋がりをたどり、今回の講演会での発表となった。
河井継之助の思想が時と場所を超えて
