
実は彼は3年前に離婚しており現在は独り身。
元奥さんは再婚し別の家庭を築いていた
「もういい加減にアイツのこと忘れて新しい道を歩み出さなアカン思うねんけど・・どうしても、ふとした時に思い出してまうな・・」
そう語る彼はとても遠い目をしていた
人間の記憶力というのは本当に融通が利かないと思う。
テスト勉強で暗記しようとしてもなかなかできない。しかも一夜漬けで覚えたことはすぐに忘却の彼方へ行ってしまう
仕事で重要なことを言われても、ついうっかりと忘れてしまう
楽しい思い出も時間が経過すれば記憶から薄らいでいく
なのに悲しいこと、辛いこととかネガティブな記憶はずっと残る・・。
彼のように「忘れた」と思っても何かのきっかけで脳裏をよぎることもある
これは俺の持論ではあるが・・
人間辛いことなんかそう簡単には忘れることはできない。
やせ我慢して「忘れた」とか強がり言うてる奴は嫌いや
どうせ忘れることができないなら、いっそのこと無理に忘れようとしないで五臓六腑で受け止めてやればいいんじゃね
そう考えれば開き直れて楽になれるかもよ
いや、むしろ受け止めて自分の中で「ネガティブメモリー」を支配してやれ
オラァ
って感じでブチかましてやれ
それが「乗り越える」てことなんじゃね

そう彼にアドバイスした
それで元気づけられたかはわからない・・
でも同情や慰めの言葉をかけるのではなく、これが俺流のエールや