学校・職場をはじめとしていわゆる組織の中には必ずと言っていいほど一人は反面教師がいる。
学校では学力が低い生徒、職場では職務能力が低い人、また性格が傲慢な人や俺のようにコミュニケーション能力が乏しくて組織に馴染めない等、世間から疎外されやすい人は
「アイツの様にはなりたくない」
「ダメ人間の見本」
と反面教師の対象とされる
しかし反面教師になりたくて最初から反面教師を目指す人はいない
たとえば超進学校と呼ばれる学校でも学力試験では誰かは必ずビリになる
たとえそれが死に物狂いで必死に努力した結果であっても周囲の人はそうは見てくれない・・・。
ホームレスや暴力団関係者、犯罪者を反面教師とする人もいるが結局それは「自分より下がいる」
と自己満足したいだけにすぎない
中には「反面教師は必要悪
そうなのもしれない・・けど俺にはこの理屈は誰かの利益のために別の誰かが犠牲に
なることを美化してるようにしか思えない(俺の考え方は間違ってるかもしれないが・・)
これは俺が以前いた職場の先輩の話。
その先輩はとてもいい人だったがお世辞でも仕事ができるタイプではなかった・・。
上司からも
「アイツの様にはなるな!」
とよく言われていた
その人と二人だけで話をしていた時に・・
「俺は情けない先輩でスマンな。でもな・・組織には俺みたいな嫌われ役が必要なんや。たとえ反面教師でも噛ませ犬であってもそれで誰かの役にたてるなら本望や・・」
先輩が無理をしてるのは一目瞭然やった
最後にこう言った。
「俺みたいになんなよ」
その目は哀愁に満ちていた・・
もしかしたら反面教師は誰よりも優しくて人の痛みが解る人なんかもな・・・。