俺が訪問すると最初は吠えたが誰かわかったのかすぐに鳴きやんだ
しかしまだ緊張しているようで自分からは恐る恐るではあるが近づいてくるが、こちらから近づくと逃げる。
前回も書いたけどここで無理に近寄ってはいけない。あくまでも犬のペースで進めることが重要
今回は外での様子を見たいので散歩に立ち会うことにする。
飼い主さんがリードを持つとマルは大喜びした。
「散歩は大好きなんです」
とのこと。
外に出るとリードをグイグイ引っ張って前に行こうとする。
本来ならば飼い主の左側について歩く「ツケ」を教えるべきだが今回は見送り。まずは人馴れを優先。
散歩していると前方から男性が歩いてきた。男性に気づいたマルは立ち止まり体を強ばらせる。表情からも緊張しているのが伝わってくる
男性が近づいてきてすれ違う寸前にマルは気が狂ったように吠えた。相手が見えなくなっても吠え続ける。
ここで飼い主さんはマルを抱き締めて
「大丈夫だから 怖くないよ」
とマルを必死に慰めた。
しかしこれはバッドケース
怖がってる犬を必要以上に慰めると怖がりを強化してしまう。
特に飼い主への依存性が強い犬の場合
「怖がる=構ってもらえる」
と学習し実際には怖くなくても怖がってるフリをするようになる。
ここでリードを持つのを飼い主さんと交替する。
マルは若干緊張気味だが俺に馴れたようで怖がりはしない。
今度は女性二人が前から歩いてきた。俺はマルがそれに気づく前にオヤツを見せながら楽しそうに声をかけて早足で歩いた。
すれ違う瞬間多少の強ばりはあったが吠えないでやり過ごすことができた
ここですかさずオヤツをあげて思いっきり誉める
この方法は「逆条件付け」といい、良いことをしたときに誉めるのではなく悪いことをしなかった時に誉める。
今回の場合は人が来ても吠えなかったのでご褒美(オヤツ)をあげた。
再びリードを飼い主さんに渡し散歩の続き。
今度は別の男性が少し前を横切った。だがマルはビクツとしただけで吠えなかった。
しかし飼い主さんはこれに気がつかず
本来ならここですかさず誉めるべきやった。毎日の小さな誉めるタイミングで誉めることにより犬に自信を持たせることができる。
散歩の後、俺とマルは大分打ち解け、頭を撫でられるまでになった
犬は生後4ヶ月齢までを「社会化期」といいこの時期に他の犬や人と接する機会が少ないと怖がりになってしまう

とはいえ基本的に犬はワクチン摂取が終了するまでは社会から隔離された状態になり社会化させるのは難しい。
そこで友人を自宅に招いて犬と接してもらえばよい。また可能であればだがワクチン摂取が終わって二週間ぐらいの犬と自宅の中で遊ばせる。
これでワクチン未摂取期間でも社会化が進められる
次回は「犬同士の社会化」について書きたいと思う。
次回もご期待