今日は、私の所属している会社で社内の催しがありまして、都内某ホテルの宴会場の一室で歌ってきました。
当社の女性社員の皆さんを労うという目的のこの催し。
会社で、女性を特別におもてなしするために行われる催しも、今時珍しいんではないかと。(苦笑)
部長には以前、私は歌をたまにライブ等で歌っているということを伝えてありましたが、こう言う形でまさか社員の方々の前で歌う事になるとは。
しかも、会社の会長、社長を始め、所長だ、部長だ、課長だと会社のお偉方迄勢揃い。
いつものライブとは違った緊張感。(苦笑)
会場はこんな感じ。
結婚式の披露宴会場みたいですね。(笑)
で、歌うステージがこちら。
私の前には、お笑いを目指しているという男性コンビが出て(芸能事務所に所属しているとか。)、漫才で会場を盛り上げてくれると。
うちの会社にはどうやら私を含めて色々いるようです。(笑)
まあ、そういう人達が働きやすくて、その為の時間を取りやすい仕事とも言えるのかも。
私は出演者の控え室にて出番待ち。
風邪の為に最悪のコンディションで、自分にイライラ。
それでも発声をしながらコンディションチェック。
歌い手に限らずですけど、体調管理って大切だと思っていながら、私は風邪に悩まされる事がほんとに多くて。
とくに秋から冬にかけてはライブ等は遠慮したい位で。
今回も依頼を伺った2週間前で風邪っぴきのコンディションでしたから遠慮したかったんですが、
「どうしても催しものの中に歌を入れたいんだ。メインに据えるから、頼むよぉ。」
と、いつも何かにつけて私を可愛がってくれる部長の声をお断りするわけにはいかず。
しかも、メインに据えてもらわなくて良かったんですけど。(苦笑)
てなわけで、歌わせていただくことに。
当然私はやしきたかじんさんの歌を歌わせていただきました。
やしきたかじんさんの歌を、楽曲を知っていただきたいので。
曲目はこちら。
1. 黄昏のSolitude
2. やっぱ好きやねん
3. 東京
4. たった独りのアンコール
声のコンディションは良くなかったんですが、何とか歌い終えて、これで終わるつもりでステージを降りたら、聞き覚えのある声の女性から、
「かっこいい~っ!素敵~っ!もっと歌ってよ~っ!アンコール!」
と、お声がけが。
おいおいっ!(*^)/☆(+。+*)
それにつられてアンコールの声と手拍子が始まってしまい。
いやあ、参りました!
で、私はどうしたかというと…、
声のコンディションも悪く、聞いていただいた方々には申し訳ない気持ちで一杯のステージ。
そんな状態でアンコールなんてそんな事、私に起こるとは思っていなかったんですが、もう1曲だけ、万一の為に音源を用意だけしておきました。
ギター演奏で歌われている方は、すぐに対応できるでしょうけど、たむジイがステージにいない私には、用意した音源が全て。
出来ませんっ!は言いたくない。
いやあ、用意しておいて良かった!
その事にホッとしまして。(苦笑)
で歌ったのは、
【アンコール】
5. 男に生まれてきたかった
これにて私のステージ、及び、今日の催しは終了しました。
ライブハウスや、ライブバーとは違う状況のステージを初めて経験しました。
というのは、ライブハウスやライブバーは、歌を聴きに来てくれている人達ばかり。
歌が始まれば静かに聞いていただけます。
今回のステージは、言わば添え物。
歌を聴きに来てくれている人なんていないわけです。
私の出演はシークレット。
だからステージに出たときには、どよめきがありました。
え~っ?、何?あんたが歌うの?
ってもんです。
歌が始まっても、食事の音や談笑はあり、様々な音が入り交じる。
やしきたかじんさんが若い頃、同じような中で自分の歌を聞いてくれないことに怒りや悔しさを感じたという事、私も何となく実感しました。
ま、たかじんさんは聞いてくれない人の頭に生卵をぶつけていたようですが、私はそんなことできません。(笑)
ただでさえ上手くない歌に悪い喉のコンディション。
聞いてくれない人達。(当然である。)
そこで声を張り上げてしまって、さらにコンディションは悪くなる。
音響もライブハウスのようには良くない。
集中力の持続が難しい。
でも、「やっぱ好きやねん」の時は、結構静かになっていただけて、椅子を私の方に向けて聞いてくれている人もあちこちに見られるようになり。
と、言っても、実は「やっぱ好きやねん」の前に、一緒にステージに立てなかったたむジイからのメッセージを吹き込んでもらっていたものを流して、聞いていただきました。
そのおかげかな。
【たむジイからのメッセージ】
「たむジイ と申します。
普段ですね、たかとうじんさんと一緒に演奏してるんですけども、実は7月から癌にかかってですね、先日12月の4日まで入院してたんですけども、まあ手術は成功したんですけども、まだちょっと演奏できる状況じゃないんで、今日はカラオケで歌っていただいておりますけども、いつかチャンスがあったら、僕がギターを弾いて、たかとうさんが歌を歌うというそういう場面を作りたいんで、もしよければ、また興味があれば見に来て、聞きに来てください。」
この日、一番静かになってました。(苦笑)
それから「東京」では自然に手拍子もいただけて。
たむジイの力です。
今回のステージ、歌い手として良い経験が出来ました。
反省点は数々。
終演後、演者控え室で汗びっしょりになって突っ伏しているところに部長が現れて、
「いやあ、今まで以上に盛り上がったよ!ほんと、ありがとう!ありがとう!
それにしても凄いよなぁ。仕事以外に、そういった特技を持っているってのは、俺は羨ましく思うもんなぁ!素晴らしいと思うよ。」
いやいや、私自身は特技なんて言える程のものではなくて。
でも、部長のお手伝いが出来たようで良かったです。
もしまた呼ばれたら、今度はたむジイの演奏で、また一味変えて歌ってみたいと思いますし、たむジイの演奏もしっかり聴いてもらいたいと思ってます。
とりあえず、このしつこい風邪を治さないと!(苦笑)