私の歌をいつも強力にサポートしてくれているのが、たむジイ。

それは、私が歌を歌う事の全てを支えてくれていると言っても過言ではありません。

そう、たむジイと出逢わなかったら、私はとっくに歌を辞めていると思うんです…。


実はまだ、たむジイと知り合って1年と数ヶ月。

その1年と数ヶ月前、大勢の歌い手が次々に歌うライブの中で、私は2曲、やしきたかじんさんの歌を歌っていました。

その歌をたむジイが聴いていて、気に入って下さったようで、私たかとう じんをギターでサポートしますよと、お話し下さったのが知り合う切っ掛けでした。

元々は私が歌を習っていたスクールで知り合った女性シンガーのご担当で、その方の歌の面倒を見ていた方でした。

たむジイは、プロのギタリストです。

それ以来、毎週木曜日にはたむジイのご自宅に伺って、たむジイの手料理を頂きながら、たまに繰り出される駄洒落を聞きながら(笑)、二人で行うライブに備えて楽しく歌の練習をしてきました。

私の歌には今まで何一つ注意も与えず、たむジイは、

「私は、たかとう じんのファンですから。」

そう私に言って、私が想うまま、感じるまま、歌うままに、私の歌いたい伝えたい歌をほんとに自由に歌わせてくれました。

「歌には心が必要です。その心が無い歌なんて、いくら音程が合っていようと、リズムが合っていようと、クソなんです。」

私に色々教えてくれます。

そして、時には楽譜もカラオケも無い歌の元歌を聴きながら、コードを拾って興し、私に合うようにアレンジしてギターを弾いてくれます。


昨年の12月に2人で初めてライブに参加して歌をお届けし、そして、今年の5月に再び歌をお届けしました。

そのあと、私は体調を崩してしまってライブで歌うには難しい喉の状態になり、4ヵ月程歌を休養。

たむジイは、その5月のライブのずっと以前から体調を崩されており、そのライブの時も体調が悪かったのでした。

5月のライブの日も早くに帰宅され、その後、私に体調が悪いと伝えるので、病院を受診するように促し、結果、程なくして入院することになりました。

以来、入院生活を余儀無くされ、どんどん痩せ細り、骨と皮のような細い足になり歩行も困難、声に張りがなくなって、食事も殆んど食べられないような状態に。

毎週木曜日のたむジイ詣では相変わらず続けていますが、それは病院へのお見舞いに変わり、何とか早く良くなって欲しいと願う毎日です。

最近になり、ようやく食欲も戻って病院食をモリモリ食べ始め、私がお見舞いの時に持ち込むおかずの一品も美味しい美味しいと頬張ってくれるようになりました。
声も張りが戻ってきて、得意の駄洒落も戻ってきました。(笑)


今日11月2日。

朝9時からたむジイは手術を受けます。

それも20時間に及ぶ大手術です。

このブログをお読みいただいているこの時、たむジイは手術前なのか、手術中なのか、手術後なのか。

ブログを今書いている私は、

「どうか無事に手術を終えて欲しい。そして、日常生活を取り戻して欲しい。」

そんな風にたむジイを想いながら書いてます。

どうかこのブログをお読みいただいている皆さま、たむジイにご声援下さい!


たむジイは、病院のベッドの上で横たわりながら、こう言います。

「ギターが弾きたいです。また二人でステージに立ちたいです。そして、良い歌を届けましょう。」


今月、私は一人でライブイベントに参加することになりました。

正直、まだ私の喉の状態はいまいち、完全とは言えないので、出るかどうか迷いました。

でも、たむジイに早く良くなって欲しいですし、手術、リハビリと頑張ってもらいたいので、それならばまずは自分が頑張ってこないと。

今までたむジイと練習してきて教えていただいた事を踏まえて、これが今のたかとう じんの歌です、と、言えるような歌を歌わないと。

今のたかとう じんは、たむジイが大事に育ててくれました。


そして、このライブイベントは、私の歌を気に入って下さった方からのお誘いでもあります。

そんな方がいていただける事、ほんとにありがたい事で、たむジイと共に、私が歌を歌うという心の支えになっています。


聴いている人の心に届くような歌をお伝えしたい。

でも、私は歌が上手くない。

じゃあ、何が出来るのさ?

私は、一所懸命に歌に心を乗せて本気で歌うだけです。


またたむジイと2人で、必ずステージに帰ります!
どうか私達に応援、よろしくお願いいたします!