今生活保護を受けていると公表しましたが、この生活保護の制度はとても古く時代に合っていません。社会復帰が最終目的の制度ですが、就職するための勉強代の生業扶助の中の技法習得費と言う制度があるのですが、その費用は制度としてあるのに支給されません。また面接の時にスーツを着る必要があるのが現代の常識のはずですが、そのスーツ代も出ません。社会復帰の仕組みがほとんど整っていません。生活保護費の支給額は法律と旧厚生省の課長通知によって決まっているので融通が利きません。実際には、生活保護費は実質食費と家賃・公共料金、それにちょっとした買い物ができるくらいしか支給されません。憲法25条でうたっている「健康で文化的な生活」の「健康」と「文化的な生活」は両立せず「健康」か「文化的な生活」のどちらかを優先するしか生活が成り立ちません。なので復職の為食費を削って生活しています。この生活は憲法13条の幸福追求権にも違反していると思います。生活保護は「国費であるナマポで楽していい思いができる」なんて嘘が一時期流行りましたが、体験してみると全くの嘘だとわかります。それよりも生かさず殺さず、蛇の生殺しの状態です。支給が認められるのも通称「水際作戦」で難しいですが、廃止にして抜け出すもの困難な制度なのが事実です。やっぱり生活保護法も時代に合わせて改正すべきですね。