Iさん

7月の終わりに旅立った、と今日連絡をもらった。

役10日程度経過してからの御連絡。

家族葬で密やかに行われたようだ。

 

最近、こんな例が増えている。

最後のお別れをしないまま、時が流れてゆくので全く実感が湧かない。

加えて、コロナでそもそも行動を抑制していることもありIさんの事を知っている人達と会う機会が激減している。

だからIさんの話題が出ることが無い。悲しい現実。

 

生きている人が逝った人の事を思って思い出話をしない限り、Iさんは本当に無くなる。

誰かが語り続ける限り、生き続けることになると思う。

少なくとも、私は感謝しかない。忘れない。

 

思えば、もう10年以上も前だった。

バドミントンを教えてくれた。いつもクリア練習に付き合ってくれた。

私が少し打てるようになったころ、Iさんは体調を崩した。

復帰して適度に練習に参加するようになると、今までとは違い何でも恐縮していた。

つまらないのではないだろうかと思うほどに。こんな上手な人と組んだら迷惑かけちゃう、と何度も何度も言っていたっけ。

初めは皆初心者、って言ってくれたのはIさんなのに。。。

 

毎年実施していたBBQでも陽気で最後は眠ってしまっていましたね。

もう楽しいお酒をご一緒することは叶わない。

 

いままで本当にありがとうございました。

安らかに。