下町に来て15年程になる。

5年ほど経過してから姉さんに出会ったような気がする。

姉さんは下町に来て20年程。

この度、実家付近に引っ越しを決めた。

 

オンラインで仕事をすることが状態化され、頻繁に都心の出版社や取材先などへ赴く事が無くなり、下町に住む価値とリスクを考慮したらしい。

加えて、飼っている猫チャンにとっても日の当たらない家より広い田舎の方が良い。

 

町内会のメンバーとして、神輿会のメンバーとして、そして地域のコミュニティ活動を一緒にやって来たメンバーとしては非常に残念で寂しい。

だけど、用がなければ外出もするなと言われ、人が接触するようなイベントは全て無し、仕事も家で完結するとなると、どこに居ても独りな気持ちに変わりは無い。二度と会わなくなるわけでもないけど、物理的に歩いて声かける距離感からは大きく変わる。

特に用事もないのにお茶飲んだりすることに意味や意義を見いだしている人間としてははてさて、これからどうしたものか?という感じ。

 

自分が生活してきて、これほどまでにパワーがあり、自分を持っていて、行動力の有る人はなかなかいない。凄い人だ。

姉さんのお陰で色々と勉強になったし、思い知ったことは数限りない。

 

新しい家の近所でも自分なりに生活環境を整えて行くのだろうな、きっと。

新しい生活を応援して、エールを送ると共に、残された町会運営などどうするかは考えて行かないといけない。

以下に彼女に頼っていたかはこれから思い知ることになる。

もし、思い知らない場合は単に衰退しているという事を意味する。

 

一端の区切りとして、感謝を申し上げたい。

本当にありがとうございました。

 

同じ田舎の出として、同じ実家に両親がいる身として、自分も考える時期が近づいているように思う。

他にもコロナ禍で移住を決めた人はぽろぽろいる。

勇気ある行動は必ず明るい未来がある。