おはようございます!
映画「殺人者の記憶法」を観てきたskyLetです('∇')
韓国映画「殺人者の記憶法」を観てきました。
過去に殺人を繰り返していた獣医の男キム・ビョンス(ソル・ギョング)は偶然連続殺人の犯人と思われる男と遭遇する。
しかし、ビョンスはアルツハイマーの診断を受けていて、記憶を失うことが多くなり、犯人を忘れてしまう。
本当に彼が犯人なのか、それとも記憶がないだけで自分が犯人かもしれない。
自身の記憶と言動に自信が持てないまま、娘を守るために犯人を突き止めようとする話。
日本ではほぼお見かけしない(いや、企画の段階でボツになる)であろう認知症を患った殺人犯の話。
日本だったら大概病気モノは病気モノ、殺人事件は殺人事件。ふたつを掛け合わせた話の映画化は倫理的な面で難しいでしょう。
しかし、それをしてしまうのが韓国映画!
元殺人鬼の嗅覚で連続殺人事件の犯人を見つけるが、認知症であるため記憶が曖昧となってしまう。
確証があるのに記憶の曖昧さゆえに立証できない歯痒さが主人公・キムを苦しめます。
犯人を調べてみると警官だったというのも、誰が犯人なのか混乱させる要因となり、観客をも悩ます演出になっています。
“正義のため”と行ってきた殺人が連続殺人犯を捕まえるため、延いては娘を守るための力になるのは…。さらには認知症となった自身の身を苦しめることになるとは皮肉なものです。
際どく、密度の濃い内容の作品なのて観賞後は疲れましたが、邦画では体験できないぐったり感でした(笑)
☆×3.8/5
それでは、また(o∇n)!