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これは2024年に手放したケリーバッグの回想録です。

 

長い手放し話を読んでくださってありがとうございました。

 

私はただただ憧れてケリーを手にしました。

 

せっかくケリーをお迎えしたのに、カゴバッグや布バッグで出掛けようとする私に母はよく言いました。

「あんなにいいバッグを持っているのになんでそんなズタ袋(布バッグのこと汗)を持つの?」

 

「気おくれしちゃって」

「友達と会うのにあれは持てないよ」などと答える私に

 

「もしあなたがケリーを持っていなかったらそんなズタ袋持たないと思うわ。

もうちょっとましなものを選ぶと思う。

家にあのバッグがあるという自信があるからそんなの堂々と持てるのかもね。」

 

かなりのおしゃれ人だった母、ズタ袋布バッグを持つ私の心理をどうにか理解しようとしていたみたいです。

その解釈に始めは「?」だったのですがあながち間違いではありませんでした。

あの時、仕事もプライベートも中途半端で自分に自信がなかった私はブランド品を買い漁ってなんとか自分を保てていたところがあります。

クローゼットの奥に鎮座していたケリーに支えられていたのかもしれません。


それから年をとり、やっとケリーから卒業した50代半ば。

私のためにケリーのバッグ人生は日陰の身になってしまいました。

手放して後悔するのはもっと持ってお出掛けすればよかったということ。


骨格診断ナチュラルの私がケリーを持つとカッチーンとしたコンサバ全開になってどうもしっくりしなかったんですよね。


でも今はこんな持ち方があるのですね。




(画像お借りしました)


なんてラフで粋なコーデ!

フラップをぱかっと開けて待つ発想、私にはありませんでした!びっくり

バッグのためにはよくない持ち方かもしれませんが、一気にカジュアルになりますよね。


こんな風に似合わせる工夫をしてもよかったな。

と思うのです。

そうしたら手放さずにいられたかも?
…なんて今更ですね。


私のケリー、今どこにいるのでしょう。

新しい持ち主さんにたくさん持ってもらえていたらいいなと思います。


おわり



バッグは黒を選びがちなので、こんな色もいいなぁ。





残った今あるバッグ達をお手入れしながら大事に使いたいと思います。

クリームを塗る時は目立たないところに試し塗りしてからウインク

 

 それではまた⭐︎