昨日本日と決勝戦に臨み、そして本日終りました。



まずここで大会運営関係の皆様、被災にも関わらず協力していただいた大勢のボランティアスタッフの皆様。



競技会そのものが成立し、そして成功に終ったのも皆様一人ひとりのおかげです。



心から感謝申し上げます。



本当にありがとうございました。



さて、競技の私の成績です。



決勝の第一フライトで私はポカミス。



空自時代の修正癖が出てしまい、0点の課目を出してしまいました。



その課目はスピン。



私はスピンの止める方向を誤り、空自で「修正せんか!」と育てられた私は反射的にがっつりと修正してしまったのです。



競技は減点方式なのですが、課目中に角度や方向が5度ずれると1点減点。


修正してしまうとさらに1点減点。



といった感じです。



ちなみに時計の針1分の角度が6度です。



それぞれの課目は10点満点なので、少しのミスでも痛いのに、ど痛い失点でした(ToT)



実際の採点はジャッジが地上から見た形で行います。



たとえ真横から見てきれいな宙返りをしても、下から見ていびつだと減点です。



つまりわれわれ操縦している側には降りてくるまで点数がわからないのです。



このあたりは風の影響の少ないジェット機などとは全くやり方が違います。



ですから操縦士は風やジャッジの位置などを考慮して、こう見えるだろうということを予測したフライトをしなくてはなりません。



もちろん、競技経験の浅い私には「きれいに見える方法」がよくわかりません。



飛行後にジャッジに聞いたり他のパイロット仲間に教わりながらやりました。



2回目の飛行、自分では「だめだった」と思っていたのが意外と点数がありました。



結果としては1回目の減点が響き、挽回できずに最下位でした。



優勝は失われたEXTRAの仲間、芦田さんでした。



おめでとうございます!



すごく嬉しいです。



1キロ四方のBOXという競技場内で飛ぶのは前大会が生まれて初めて、今回は2回目でした。



次こそは練習時間を確保し、表彰台目指してがんばりたい(^_-)-☆



今回の競技を通して技術面だけでなく精神面も得たものは多かったです。



そして本当に楽しむことも出来ました(^.^)



競技参加選手の皆さんも困難な状況でも、イベントとして復興の一助になればという気持ちもとても強かったように感じます。



次回もぜひまた参加させていただきたいですし、皆さんとの再会を楽しみにしています。



曲技飛行イコール危険と思う方もいるかもしれません。



しかし安全向上に役立つ技術としての位置づけで競技もとてもルールが厳しく作られています。



空を愛するものの一人として今後競技人口が増えていくことを期待します。



出場してよかった。



はぁー、それにしても悔しかった(笑)



でもやっぱり楽しかった!(^^)!



改めてパイロット仲間、関係各位そして天候も含め環境すべてに感謝いたします。




結果も含め大会詳細は全日本曲技飛行競技会


http://teamdeepblues.jp/championship/