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異世界旅行記

小学生から何か書いてみたかったんだ〜
というわけで、はじめまして(^-^)/
このブログでは小説を書く予定ですが、
いろんなアニメ、ドラマ、ゲームの
キャラが出てきます!
まあ理系だし、
更新ペースは遅いかも...
とりあえずよろしくお願いしますm(_ _)m



「このツアーをご購入いただき、
ありがとうございます。」
使いの男は礼儀正しいやつだった。
貰った名刺を見ると、
『SKYコーポレーション 空』
と書かれていた。
変わった会社の名前だな、
と思っていつつ話を聞いてると
彼はさらっとこう話した。

「深夜3時に近くの公園に来てください。
電車がそこに止まるんで」
「はぁ!?」
二人を遮っていた机を
思わず乗り出してしまった。
彼はきょとんとしてこっちを見てくる。
いや、それ俺の反応じゃん普通。

いや、あそこに駅があったらなって
喋ってた子供は確かにいたけど、
どこから来てどこへ向かう
というのだろうか?

「しょうがないんですよねー...けど、
もとよりそういうツアーですから」
その男は苦笑いしながら話を続けた。

その旅自体はなかなかのもののようだ。
到着駅までは一晩かかるので、
個室でのんびりできるしTVもある。
その後の予定はいつでも帰れるし、
いつまでいてもルール違反にならない。
『ツアー』というより
『旅を後押しするもの』であった。
...相変わらず常識を破っていた事が
多かったが...

あの男が帰ってから
どれ位経っただろうか。
洋服や時計、カバンと
旅行前の気持ちだけが
綺麗な部屋で浮いていた。
...まぁ行ける保証は出来なかったが
心の奥では楽しみのようだ。
理想主義なのか俺は。

夜の静けさ、空に光る暗い太陽と星々、
その麓に輝く桜。
昔の人はこの美しさに見惚れ、
詩を綴り、酒を飲む。
今ならその情趣が理解できた。
こんなに咲き乱れていても、
時が過ぎると人知れず若葉が芽吹く。
その後人は気付き、夏の訪れを予感する。
幻想を思う空の景色は
これからを予感させるものだった。

こんなくさい台詞を言うのは
中学校の夏の宿題以来か。
恥ずかしいと思うことが多かったのに
今じゃ清々しさまで感じる。

そんなことを考えていたら、
まもなく時間になろうとしていた。
やっぱりここに電車が来る気がしない。
まだ雰囲気を壊すようなおっさんが
酔い潰れている。

やっぱりガセか...
手元の時計は3時を
まわろうとしていた。
時間の無駄だったか...
まだ残ろうとする無意識を
無理矢理引き戻して帰ろうとした。

ふと近くの地面を見ると、
そこには何故か
懐中電灯で照らされたような
楕円形の光が出来てた。
こんなところ映す意味はあるのか?
それは考えるまもなく訪れた。

目の前に何かが通って、
目の前に停まった。
瞬間に判断し、その頭を見ると
機関車が煙を吐き出して
そこに停まっていた。
次の瞬間、目の前の扉が開いた。
「地球ー、地球ー。この電車は、
ユメマチ行きの電車です!」
さっき渡されていたチケットを見た。
同じダサい名前が記されていた。