先日の事なのですがコンクリートの試験屋さんは空気量を測定する事も無くスランプ試験も同じ試料で数回(写真はスランプ版の向きを変えて)試験をして居るような状況で数十年前の試験屋さんを見ているような光景でした。


この業者も東京都が指定している東採協なる組合に加盟している会社です。

この業界は、きちんと仕事をする会社もあるのですが、このようないい加減な会社も存在します。


コンクリートは、セメント・砂・砂利の品質の違いで性状が変わります。

スランプ値や空気量のばらつきはZISの基準値から外れる場合も少なくありません。

強度にかんしても基準値以下となる時があります。

そのために試験をしていると考えているのですが、ごまかしの試験をするような会社では、強度のごまかしもしているのでしょう。


こんな事をしているから業界が進歩しないのではないでしょうか。


財団法人がこれですから仕方ないのかもしれませんね。↓


財団法人建材試験センターの改ざんデータはコンクリート検査OCK


改ざんデータの書類の右上の数字がロットナンバーです。

このナンバーは同じものは存在しないのですが、一軸試験データの数字が違うのに同じロットナンバーです。

一つのデータには補正前と記入されているのですが、これが補正前(実際には、建材センターの改ざん前)のデータです。建材センターでは改ざんの事を補正と言うようです。