福岡県朝倉市に鎮座する「美奈宜神社」

創建は西暦202年と約1800年以上の歴史を持つ神社。

神功皇后の羽白熊鷲(はじろくまわし)討伐まで遡ります。

 

そして、美奈宜神社は縁結びの神様と悪縁切りの神様をお祀りする神社です。

 

場所はこちら。

 

マップだけ見たら一体どこよって感じですね(笑)

福岡市からだと電車とバスを乗り継いで辿り着けるようですが、車やバイクで行くことをお勧めします。

 

御祭神

御祭神はこちら。

美奈宜神社には三柱の神様が配祀されています。

素戔嗚命

 三貴子が一柱。
 高天原においては、天照大御神が岩戸に隠れる原因を作った神様。
 葦原中国に追放されてからは、ヤマタノオロチを討伐してクシナダヒメと結ばれる。
 討伐の際にオロチの尾から剣が出てきて、これを天照大御神に献上している。
 根之堅洲國の神様でもあります。
 神仏習合では、牛頭天王と習合されている。

 

大己貴命

 大国主神の別名。大国主は数多くの名前を持っています。
 ちなみに恋多き神様でもあり、妻とした女神も多く縁結びの神様としても有名。
 ここ美奈宜神社でも縁結びの神としてお祀りされている。
 また、その妻と間に多くの子供をもうけていることから子宝の神様でもあります。
 神仏習合では大黒天と習合されています。

事代主命

 大国主神の子。
 えびす神と同一視されることがある。
 国譲りの話では、あっけなく承諾するところからも少し気の弱い神様かも。
 ・・・まあ武御雷に迫られたら挑む気すら起きないけど・・。
 私の印象では、心優しい神様って感じの印象です。

 

素戔嗚命に大己貴命と事代主命・・・ん?

縁結びに関しては「大己貴命」になるが、悪縁を切るのは?となりますね。

 

実は悪縁切りの神様は美奈宜神社の境内社に祀られています。

 

悪縁を断つ白峯神社

 

その境内社が白峯神社となります。

 

お祀りされている神様は「崇徳天皇」

 

崇徳天皇は日本三大怨霊といわれています。

私のブログでは藤原道真公に続いて二柱目になりますね。

残すは平将門かぁ・・・。

・・・東京に行く機会があれば、巡ってみようかな。

 

で、なぜにこちらで崇徳天皇が悪縁を断つ神様として祀られているのか・・・。

 

崇徳天皇を語るには、保元の乱について書かないといけないと思うのですが割愛します(笑)

 

簡単にいうと、皇位継承の争いに巻き込まれて敗れてしまい島流しにされてしまうのです。

 

流された先は讃岐なのですが、そこで仮の御所として雲井御所で過ごされた際に、一切の欲を断ち切って過ごされたそうなんです。

 

そこから、男女の縁を含む全ての悪縁を切るご利益があるとされているそうです。

 

社殿と境内社

少し、暗い写真になってしまいました。

こちらが、美奈宜神社の鳥居となります。

 

次に神門です。

この神門は修復されたものだそうです。

修復された時期は1702年(元禄十五年)。

門にも書いてあるのですが、忠臣蔵討ち入りの年だそうです。

 

そして、社殿。

正面から見た感じの印象は・・・五芒星。

星の形のような印象を受けます。

 

久留米の水天宮に上がってから、こちらに上がらせていただきましたが時間としては午前9時前です。

 

やはり朝は、参拝客が少なくていいですね。

 

社殿の脇を抜けて本殿の裏に回ります。

本殿裏にもお賽銭箱がありますので、参拝際は裏参りもぜひ。

 

その本殿の裏手に白峯神社が鎮座されております。

 

そして、白峯神社だけではありません。

 

実は美奈宜神社は、延喜式神名帳に記載のある神社でいわゆる式内社です。

福岡県には11社の式内社があり、残りの十社もお祀りされているのです。

ちょっと写真では分かりづらいですね。

向かって右側から順に、「宗像大社」「住吉神社」「志賀海神社」「竈門神社」「箱崎八幡宮」「筑紫神社」「織幡神社」「麻手良布神社」「志登神社」「大己貴神社」の十社になります。

 

つまり、美奈宜神社に参拝にあがって、裏にある十社詣をすると福岡県にある式内社全てに上がったことになります。

一石十鳥(笑)

すごいですね。

 

参拝の順番・・・(未確認)

これからは、参拝の順番について少し考えます。

本来であれば、まず本殿に参拝した後に境内社の順番に参拝するのが流れとしてはいいと思います。

 

ただ、それだと縁を結んだ後に縁を切ることになるかもしれません。

そこまで深く考える必要はないのですが、なんか引っかかったので。

 

もう一度白峯神社の写真にある看板を見て欲しいのですが、こう書かれています。

「本殿は大国主命(縁結びの神)をお祭りしてます。次にお参り下さい。」

 

これを読む限り、白峯神社の次にお参りして下さいとも読み取れるし、本殿の次にお参り下さいとも読み取れます。

 

これは美奈宜神社の神職の方に確認していないので不確かな情報となりますが、順番としてまずは悪縁を断つために白峯神社に参拝した後に、新たな良縁を結ぶために本殿に参拝する方が綺麗な流れになるような気がしています。

 

ちなみに私は本殿からお参りしています(笑)

私の場合は、すでに色々な素晴らしいご縁をいただいていますので、特に新たな縁を結ぶ必要はありません(縁はいくらあったもいいのですが)

 

悪縁に関しても特に思いつくものはありませんでしたが、強いていうなら熱し易く冷め易い自分の性格との縁を断つくらいでしょうか(笑)

 

これとハマるものは長続きするんですけどね・・・色々と手を出して、飽きてやらなくなったことの方が多い気がしています。

 

最後に・・・

美奈宜神社は、獅子舞も有名みたいです。

他にも様々な行儀を執り行っているようですね。

機会があれば、その行事の時期にも参拝にあがってみたいと思います。

 

ホームページが素敵なので、貼っておきます。

 

 

ではまた〜

 

 

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