クラス搭載の機材を今日から
太平洋線に投入。それに伴い、
32年間太平洋線を飛び続けてきた
B747の運航を終了することになった。

初めての海外旅行は前身のパン
アメリカン航空のジャンボでホノルル
往復だった。その翌年、パンナムは
太平洋線をユナイテッドに売却し、
白地にオレンジ、赤、青の初代UA
カラーのジャンボが乗り入れてきた。

以来30年、シアトル、ロス、シスコ、
シカゴ、ニューヨーク、そしてハワイと、
私にとっての「アメリカ」のほとんどは
ユナイテッドのジャンボと共にあった。

初代塗装からドブネズミ、青白、そして
今のコンチネンタルベースと、塗装は
変わっても太平洋を渡る4発機の
貫録と安心感は変わることはなかった。

個人的にはドブネズミの頃が一番乗った
時期だったし、今でも好きなカラーである。

時代の流れを感じざるを得ないが、
成田からまた1社、ジャンボが消えて
いくのはとても寂しい。それが我が人生を
共に歩んだと言っても過言ではない
ユナイテッドのジャンボだから寂しさも
ひとしおだ。

「退役」とは言っていないから、まだ
どこかの路線で飛び続けるのだろう。
いつまでも安全飛行で!