福岡は酒に甘い !? | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 朝日新聞の記事だが…

 福岡市水道局に勤務していた
男性が、酒気帯び運転を理由に
懲戒免職となったのは「処分が
重すぎて違法だ」として、市を
相手に処分の取り消しを求めた
訴訟の上告審で、市の敗訴が
確定した。最高裁第一小法廷
(木沢克之裁判長)が8日付で、
市の上告を退けた。
 
 記事全文 → こちら
 

 どうも福岡の公務員は「酒気帯びは
罪じゃない」という意識があるらしい。
最高裁も最高裁だが、これで福岡の
公務員は「酒気帯びまでなら運転OK」
となったことになる。

 以前、飲酒運転で追突事故を起こし、
幼い子供を殺害した犯人も、福岡市の
職員だった。 この時も、この犯人は
懲役7年の判決を不服として執行猶予
を求めて最高裁まで争っている。
「飲酒運転ぐらいで何で?」という
思想が根底に透けて見える。
 
 福岡の公務員ではないが、2011年には
全日空の機長が乗務前点呼で社内規定の
3倍以上のアルコールを検出され、乗務
停止になったこともあった。ちなみにこれは
自動車のアルコール基準でも悠に2倍
超えの数値だったとのこと。
 
 リンクがないので記事を引用させて
いただく。

産経新聞 11月30日(水)22時56分配信
  全日空は30日、同日午前9時半の
 福岡発羽田行き246便に乗務予定
 だった男性機長(55)から、出発前
 検査で基準を上回るアルコールが
 検出されたため同便を欠航したと
 発表した。乗客240人は40分遅れの
 後続便で羽田に到着した。
  同社によると、出発1時間前の
 検査で、基準値(呼気1リットル当たり
 0・1ミリグラム)を超える0・314ミリ
 グラムのアルコール分を検出した。
 機長は副操縦士と一緒に前日の
 午後9時半ごろまでに約4時間半、
 福岡市内の飲食店で焼酎の水割り
 6杯を飲んでいたという。

 …そういえば福岡空港の進入経路は
ビールの銘柄だらけだったな。 
過去の拙作 参照)
 
 このような判決が出たからといって、
「最高裁が『クビにしちゃだめだ』と
言ってるんだから」を盾に、飲酒運転を
する公務員が増えないことを切に願う。