平成の玉音放送 | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

陛下のお言葉を座して賜った。
 
 政治的な文言を発することの
できない条件下で、非常に強い
お気持ちであったことに驚いた。
 
 -高齢化により天皇としての
   務めを果たせなくなることは
   あってはならない
 
 -崩御の際の葬儀~新天皇即位
   への行事は非常に大きな
   負担になる
 
 -摂政という制度もあるが、私の
   言いたいことはそれではない
 
 最後に
 
 -国民が理解してくれることを
   「切に」願う
 
 としてお気持ちを結ばれた。
 
 言葉にはなさらなかったが、私は
退位のご意向を強く感じた。
天皇としての務めを100%果たせない
状態になることが、今上には
許せないことなのだろう。
 
 国民に向けてのお気持ちとなっては
いたが、私には皇太子に向けての
「覚悟はできてるか?」という
プレッシャーのようにも感じられた。
 
 憲法の制約上、陛下から「譲位
する」とは発意なさることができない
現状、陛下は我々臣民に「皆の
側から声を上げてほしい」とお気持ちを
託された瞬間だったように思う。