陛下のお言葉を座して賜った。
政治的な文言を発することの
できない条件下で、非常に強い
お気持ちであったことに驚いた。
-高齢化により天皇としての
務めを果たせなくなることは
あってはならない
-崩御の際の葬儀~新天皇即位
への行事は非常に大きな
負担になる
-摂政という制度もあるが、私の
言いたいことはそれではない
最後に
-国民が理解してくれることを
「切に」願う
としてお気持ちを結ばれた。
言葉にはなさらなかったが、私は
退位のご意向を強く感じた。
天皇としての務めを100%果たせない
状態になることが、今上には
許せないことなのだろう。
国民に向けてのお気持ちとなっては
いたが、私には皇太子に向けての
「覚悟はできてるか?」という
プレッシャーのようにも感じられた。
憲法の制約上、陛下から「譲位
する」とは発意なさることができない
現状、陛下は我々臣民に「皆の
側から声を上げてほしい」とお気持ちを
託された瞬間だったように思う。