これ、何だかわかりますか?

答えは 「スパークプラグ」
私が乗る機体は水平対向4気筒
というエンジンを積んでいます。
「4気筒」ということは、シリンダーが
4本あるということ。
自動車のエンジンと基本的な構造は
一緒。空気とガソリンが混じった混合気を
シリンダーに吸い込み、このスパーク
プラグで「バチッ」と火花を飛ばして点火、
混合気を燃焼(爆発ではない)させて
プロペラを回す動力を取り出します。
自動車のエンジンとちょっとだけ違う
ところは、1シリンダーに2本、この
スパークプラグがついていること。
それぞれ別系統の電気回路で構成
されたスパークプラグがシリンダーの
両側に1個ずつ配置されています。
これにより、より効率的な混合気の
燃焼(より出力が上がる)と、万が一の
点火系統の故障に備えたバックアップを
兼ねています。
離陸時には1分間に2,500回以上、
長いフライトでは4時間以上火花を
飛ばし続け、私を空に留まらせてくれる
影の立役者。大事な大事な部品です。