管制を無視されても何も言えんのか? | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 羽田空港で、中国民航のA300が
管制官の指示に従わずに強行着陸
したとのこと。
 
 先行機がまだ滑走路上にいて、
管制官が当該機にゴーアラウンド
(着陸復航)の指示を出したところ、
「Say Again(わからなかったから
もう一回言ってくれ)」と言い返して
きたので、再度ゴーアラの指示を
出したところ、「いや、降りる」と言って
勝手に降りてきてしまったそうだ。
 
 幸い先行機がすんでのところで
滑走路を解放してくれたから大事には
至らなかったが、下手をすれば惨事に
なってもおかしくなかった狼藉だ。
 
 おそらく「着陸復航→余計な飛行
時間がかかる→燃料浪費→勤務評定が
下がる」程度の考えで管制指示違反を
犯したのだろう。馬鹿の考え休むに
似たりとはよく言ったものだが、安全
よりも自分の都合を優先させるあたりは
まさに「馬鹿」そのものだ。
 
 確かに日本の管制官は多少融通が
利かないところがあることは認めるが、
「国土交通大臣の代弁者」たる管制官の
指示に背いたという事実は重い。しばらく
乗り入れさせないぐらいの強硬な態度で
臨まないと、敵はどんどん舐めてかかって
くるだろう。
 
 事故を起こされたら手遅れだ。再び
日本の表玄関としての地位を取り戻そうかと
いう羽田に、こいつらの狼藉で泥を塗られる
わけにないかない。ICAOも巻き込んで
厳正な態度で対応してほしいと思うのだが、
国土交通大臣は歴代公明党の牙城だし、
中韓には何をされても頭は上がらんか…