朝からあまりすっきりしなかった今日。
雲高は終日BKN027~035のあたりを
ウロウロ。全天の半分以上が低めの
雲に覆われていた。
有視界飛行では、雲の下は最低でも
500 ftの間隔を取らなければならない
ので、実質の飛行高度は3,000 ftを
切ってしまうことになる。
今日の訓練内容には失速からの
回復が含まれていたので、高度に
やや不安が残る状態では実施
したくなかったので中止に。
慣れてきた訓練生ならば低めの
高度でもかまわないのだが、失速に
慣れていない訓練生の場合には、
私は十分な高度を取って心理的な
墜落の恐怖感を軽減させるような
教育方針をとっている。高度が十分
ならば回復操作にも十分な時間を
かけられるからだ。
暖かい季節なら Spot IFRを申請して
雲をブチ抜き、雲海の上で訓練を
することもできるのだが、今日やったら
間違いなく機体は樹氷になっていた
ことだろう。(ちなみに今日は氷点が
2500 ft = 約750 mだった)
暑さ寒さも彼岸まで… とは言うものの、
上空がプラスになるのは桜の頃かな?