関東では木枯らしが吹いた昨日。
滑走路上でもピークガスト(最大
瞬間風速)で29ノットの北風が
吹いた。冬が急速に近づいてきて
いるようである。
さてそうなると、長距離便の運航
計画が「冬時間」対策を採る時期が
近づいているということにもなる。
寒気団と共にジェット気流も南下
してくるので、西向きに飛ぶ便は
向かい風が強くなって飛行時間が
余分にかかるようになり、反対の
東向き便は追い風に乗ってかなりの
勢いでスッ飛んで行くことになる。
東京から見て東南アジア線は
行きが遅く、帰りが早く、北米線や
ハワイ線などでは行きが早く、
帰りが遅くなる。
タイ路線などでは夏時間では
行きも帰りもだいたい6時間半
前後でイーブンの運航だったの
だが、冬時間になると行きが
7時間半近く、帰りは5時間台と、
大きな開きが出てくる。北米
からの便も、エンルートは裕に
10時間を越える。
出発時刻、燃料搭載量、飛行
ルートの選定… 夏場とは違う
視点からの、細かな飛行計画の
立案が必要になってくる時期が
またやってくる。