やらかしたことの凄さと、
その瞬間を見逃したことの
無念さが大きく膨らんできている。
日本 34 - 32 南アフリカ
ラグビー大国イギリスの新聞が
「ラグビーという競技の歴史に残る
勝利」とまで書いてくれた。
ラッキーや反則などではない、
正面からぶつかり、力でもぎ取った
勝利。ゼロ戦でラプターを撃ち落した
ような勝利と例えてもよいと思う。
1983年のウェールズ遠征、「恐竜の
尻尾に噛み付いたジャパン」と称え
られた24 - 29の名勝負。このとき、
大八木、林、藤田といったフォワードの
選手達がウェールズの選手を
当たりで吹っ飛ばすのを見たときに
感じた、全身に電流が走ったような
感動を今回も感じた。
正直、一体何が起こったのか、
まだ自分でも消化し切れていない。
だが、時間は待ってくれない。
南アフリカは礼を尽くしてくれた。
2本目ではなく、主戦級を揃えて
日本と戦ってくれた。本気で日本を
叩きにきてくれた。それに日本は
挑み、叩いた。
スコットランドは本気も本気、
6ヶ国対抗並の気合で来ることは
想像に難くない。
かつで秩父宮でこの眼で見た
スコットランドXV戦勝利のことなど
忘れなければならない。遂に世界が
本気で日本と戦ってくれるときが来たのだ。
どうしよう… 会社休もうかな?