個人的にはまだ初期故障の
頻発期を過ぎていないと思って
いるので乗りたくはなかったのだが、
どうしてもこの便を使わないと
今回の旅が上手く組めないので
渋々搭乗。

梅雨独特の低い雲に覆われた
白黒の世界だった日本から、
離陸後一気に40,000フィートまで
駆け上がって巡航へ…

雲の上はいつも快晴。おまけに
燃料消費後のステップアップで
最終的には43,000フィート(13,160m)
まで駆け上がったB787。
RVSM適用高度を上に抜けてしまって
いたので、西行きでも奇数の高度。
成層圏を飛んでいるので空は青と
いうよりはむしろ黒に近い。
こんな高度まで上がったのは初めて
だったので、改めて最新の機材の
凄さに驚かされた。私の最愛の機体、
B747ではどう頑張っても39,000が限界
だったものなぁ…
そしてバンコク到着のために降下、
対流圏に戻ってきたTG643便を
出迎えてくれたのは、熱帯の対流に
かき回された積雲たち。こちらは
総天然色のトロピカルな光景だった。