天気で残念ながら天の川を
挟んだカップル、ヴェガと
アルタイルは拝めそうにない。
新暦の七夕は思いっきり梅雨の
ど真ん中なので、滅多に晴れ間は
出ないし、出たところで東京の
空では明るすぎて霞みすぎて
探すのも一苦労である。
雲を貫いて上に上がれば話は別。
3000ｍぐらいまで上がれば地上とは
別世界のきれいな空を眺めることが
できるが、操縦輪を握っているので
のんびり眺めることはできない。
地に足をつけて天の川を挟むこの
カップルを眺めたのは、ハワイ島で
マウナケア山のてっぺんに登った時。
富士山よりも高い場所で眺めた夏の
星座群は絶景だった。こと座のヴェガ、
わし座のアルタイル、それにはくちょう座の
デネブを加えた「夏の大三角形」、天の川が
本当に「ミルキーーウェイ」だったことに
声を失った。
もしも短冊に願いを書いて祈るなら…
あの素晴らしい眺めをいつか東京にも…