A320墜落事故、時間が経って
いろいろな情報が漏れ出てきて
いるが、どうも報道各社の
スクープ合戦というか、むしろ
ゴシップ合戦になっているような
気がする。
墜落直前まで機長が斧で
操縦室の扉を壊そうとしていたと
いう話なんてその最たるものだ。
オフィシャルソースがそんな事を
発表していたとしたら、これほど
軽率なことはない。
旅客機のコックピット内には
「Crash Axe」と呼ばれる手斧が
標準装備されている。万が一
不時着した際などにコックピット
出入り口のドアが変形し、手で
開けられなくなったときに中から
ブチ破って脱出するための装備
である。

しかし、報道ではコックピットの
「外から」この斧を使ってドアの
破壊を試みたとある。
これで、客室内にも斧が装備
してあることがバレバレ…
X線などの保安検査をどれだけ
強化したって、手ぶらで搭乗した
旅客が離陸後、この斧にアクセス
して凶行に及んだら、テロ、ハイ
ジャックその他やりたい放題に
なるじゃないか…
知っていても皆善意で黙って
いたことをどうして書くかねぇ…?