あれから20年か… | PTD ~ Pilot To Dispatch ~

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ヒコーキオヤジのひとりごと
 空の話、ときどきタイのネタ…

 最近ヒコーキ以外の話題ばかり
書いていますが、今夜も…
 
  音速の貴公子… アイルトン・セナ。
サンマリノGPのイモラ、タンブレロ・
コーナーでコンクリート壁に激突して
34歳でこの世を去ってから昨日で20年。
 
 当時のF1は、日曜深夜に全戦放映が
行われ、月曜日はみんな寝ぼけ眼で
出社したものだった。

 役者も揃っていた。宿命のライバル
プロスト、マンセル。脇を固めるベルガー、
パトレーゼ、ピケ、アレジ、当時はまだ
新鋭だったシューマッハ。いぶし銀の
中島、リタイアはいつも「電気系統」だった
鈴木亜久里… 忘れてはいけない古館の
名調子と川井ちゃんのスッとぼけた
声でのピットレポート… 懐かしいなぁ…

 でも、何よりもセナが日本を好きでいて
くれたことが、あの頃のF1があれだけ
盛り上がった大きな理由のひとつでは
なかっただろうか?
 
 セナ2
 
 当時はアメリカにいて事故の起きた
レースを生で見ることは出来なかったが、
代わりに母親が青山のホンダ本社に
献花に行ってくれて、写真を送ってくれた。
 
 セナ1
 
 赤白の日の丸を思わせるボディーに
ホンダエンジン… 今では影を潜めて
しまった「マルボロ」の広告…
 
 
 時の流れの速さを改めて思い知ると
同時に、いい時代を生で経験することが
出来たなぁ… なんて感慨もひとしお…
今夜は『In This Country』でも聞きながら
セナに献杯しようか…