三浦半島のあたりでさっきズッこけたらしい。
ヘリは固定翼よりも風に強いから、風が原因では
なかろう。まだ推測でしか書けない段階だが、
もし風が影響したのならば、降下中にあおられて
バランス崩した程度の影響だろう。
トランスミッションの不調で不時着を決意したと
いう話から想像するに、テールローターへの出力
伝達系統に異変が出たか? テレビ映像では
テールローターの羽が全部なくなってたし。
クルーは住宅街に落とさないようにこの広場を
狙ってオートローテーションを試みたのかも
しれないが、最後に電柱を引っ掛けたっぽい。
これさえなければおそらく完璧な不時着だっただろう。
火が出ていないことと、燃料や作動油が漏れ出た
気配がないところを見ると、接地寸前まで速度が
完全にコントロールできていたのだろうと思う。
このMH-60という機体、実は今夏配備になった
ばかりのピッカピカの新品。
初期故障か?
第12海上戦闘ヘリコプター飛行隊
(HSC-12 "Golden Falcons") - MH-60S ナイトホーク と
第77洋上攻撃ヘリコプター飛行隊
(HSM-77 "Saberhawks") - MH-60R シーホーク の
2種類の機体が空母ジョージ・ワシントンの艦載
部隊なのだが、どちらが墜ちたのだろう?
なんにせよ、地上の人たちに被害が出なくて良かった。
たまたま今日は米軍のヘリだったが、日本では、米軍
よりもはるかに多くの「日本国籍の」ヘリが飛び交っている。
明日墜するのは日本のヘリかもしれない。
「誰が悪かったのか」ではなく「何が悪かったのか」を
追求しなければ、この手の事故は繰り返す。
マスコミも、そこだけは勘違いしないで欲しい。