日本時間の今日午後1時過ぎ、アメリカは
新年度予算案が成立しなかったため、政府が
シャットダウンする事態に追い込まれた。
1996年1月以来、17年ぶりの事態だが、航空
管制や国境警備、警察業務など国民生活に
必要不可欠な業務は続行されるとのこと。
さっきFAA(米連邦航空局)の査察操縦士を
務める知人と電話で話したが、航空局は通常
営業とのこと。まぁ、あたりまえだわな…
しかし、民主党が過半数を持つ上院と、
共和党が過半数を握る下院の妥協点はまだ
見えぬまま。何しろ争点が例の「健康保険改革」
法案だから始末が悪い。
早い話が「何で裕福な白人が貧乏な黒人の
医療費を持ってやらなきゃならねぇんだよ?」が
争点になっているから、事態はそう簡単に収拾
するとは思えない。黒人の意地にかけてもオバマ
大統領は健康保険改革をやろうとするだろうし、
共和党はこれに妥協するつもりはなさそうだし…
「ニクソンショック」以降アメリカは何と17回!
計100日以上も政府をシャットダウンしたことが
あるようで、(またか…)と思う国民もいるのだろう。
今のところこれといった衝撃波は出ていないが、
この状態が長引けば経済に影響が出てくる
可能性もある。
株と為替から目が離せんな…